記憶の欠片が5つ ページ7
私は屯所についた
「今日の仕事は終わりだから好きに過ごすと良い」
「……わかった
近藤さん…」
「ん?
どうした?」
「……明日は近藤さんの番」
「ああ
そうだったな
明日はどんな髪型にしてやろうかなw」
「何でも良い
もう終わりだからお風呂入ってくる」
「ああ
気を付けてね」
「コクン」
カコーン
ーお風呂ー
……さっきから何に気を付ければいい?
………わからない
……目を瞑れば、
あの日の事が思い出される……
《人は自由ですよ
己の武士道を掲げ、
己のために律する
自由に生きて良いのですよ》
「……誰かもわからない……」
私はとり憑かれたように人を殺める
「出たぞ!!!!
鬼神姫だ!!!!」
………鬼神姫………
鬼の子として忌み嫌われた
……私はどうしてこうしているのか…
わからない……
ここは武州
良い村だ
……穏やかで、素敵なところ…
「……おいお前
何をやっている」
……ああ……
『また』見られた
仕方無い殺すか……
私は男に斬りかかる
ガキッ
「……?」
受け止めた
と言うか、私は心臓を狙ったが、男はそれを防いだ
「……っ………
お前この辺りに出ている
人斬りか!!」
「人斬り……」
皆は私をそう呼ぶ…
「何で人斬りなんか……」
「正当防衛
皆、私を殺しに来る
あなたもでしょ」
「あ?」
何故か皆、私を殺しに来る
もっともほとんどは返り討ちにしているけれど
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作者名:神無 | 作成日時:2016年3月17日 17時