記憶の欠片が4つ ページ6
「んな怖い顔すんな
総一郎くんとおデートで?」
「総悟だと思う
私は好きになったりしない」
「?」
「要は恋愛なんてしない」
「クールだねィ
何あったのか?」
「否定はしない
真選組……
近藤さんに拾われる前まで私は記憶を無くしている
どこで産まれたのか、
どこで育ったのか、
人斬りをしている前の事はわからない
気付いたら、人を斬ってた」
「……なんか怖ェな…」
「……わからない…」
「そーかい
すまねぇな」
「フルフル
……忘れるぐらいの事があったのだろう………
沖田
そろそろ帰ろう
土方怒る」
「ああ
分かりやした」
「逃げるアルか!?」
「我らの紅一点がお呼びなのでな」
そう言うと、沖田は戻ってきた
「行きやしょう」
「うん」
現在、鍛冶屋に来た
「……嬢ちゃん
あんた毎度毎度、どんな戦い方したらこんなに刃がボロボロになるんだい……」
「仕方無い
相手、拳銃
こっち刀一本で立ち向かった」
「……はぁ……
何人だ?」
「200人」
「違いまさァ
1500人でィ」
「一緒
たいして変わらない」
「いや大分変わるからね!?」
「拳銃相手にほとんど私が倒した」
「……それなら刃こぼれしない方が可笑しいわ…
すまなかった」
「……」
「今から打つから一時間ぐらいしたら来てくれるか?」
「わかった」
ピロリーン
「?」
「Aの携帯じゃ……」
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そろそろ見回りから帰ってこい
by土方
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「……帰ってこいって」
「ん
今から帰りやすか」
「……私の刀頼んだ」
「おうよ
任せときな」
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作者名:神無 | 作成日時:2016年3月17日 17時