記憶の欠片が44つ ページ47
「土方!!
土方!!
十四郎……起きて……」
「はっ……」
土方は起きたみたい……
蘇生法試して良かった……
「おれ……」
私は土方に抱きつく
「お……おい……」
「……死んじゃうかと思った……
蘇生法試して良かった……」
「……え!?
そ……そそそそそそそそそ蘇生法って……」
「唇と唇を合わせて、空気を肺に送り込むんですよ」
「や……やっぱり……
ききききききききききききききキスしちゃった!?」
私は頷く
「Aさんひっし……」
「わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」
「なんだよA
うるせぇよ……」
「ううううう五月蝿いのはお前だ!!!!」
「…ん?
お前……この髪型……」
「……腐れ天パ野郎だ」
「そうか」
シュルゥ……
「あ…」
何ほどいてんだ!
「なんか……気に食わねぇな……」
「?」
気に食わない?
何が?
「ひじ……」
「黙ってろ
くくり直してやらァ」
可笑しな土方だな
……土方は、結うのが早いからな……
キュッ
「ホラよ
これでちっと見れるようになったな」
「……/////」
そういえば………
腐れ天パに………
あんなことを……
「!?」
「?
A………?」
私は抜刀し、腐れ天パ野郎に刀を突き付ける
「……腐れ天パ
今すぐにあの事を忘れろ
さもなければ、テメェごと忘却の彼方に逝かすぞ」
「ちょ……何が!?」
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作者名:神無 | 作成日時:2016年3月17日 17時