記憶の欠片が42つ ページ45
「どうだそっちの調子は」
「進展なしだな」
俺らは、橋の上で話をしている
「ところで、
Aには気付かれて……るか…」
「……どんなけお前愛されてんのマジウゼェ」
「愛されてねぇよ
あいつは……
ミツバの言い付けを守ってるだけだ」
……それが好きって気付かない、鈍感
「……今は…
近藤さんを守ってんだよ」
「……よっぽど、好かれてんだな」
「ふっ……
まぁな……
あいつ…を俺たちが救ったからな」
「そーかい」
野郎も罪な野郎だ
「ヒャッハー!
トシ何やってんだ!
早く攘夷志士血祭りに行こうぜ!」
「貴様ら!
天下の公道で何をやっている
万事屋二番隊隊長志村新八
万事屋法度に従い悪・即・斬!遂行いたす!」
「そっか…お互い進展なしか…じゃねえだろ!」
「何あれ!?
どこの野盗集団だ!
どう見ても取り締まる側じゃねえだろ!
ぶち込まれる側だろ!」
「……」
「オメェのほうこそ人ん家に何盗品持ち込んでんだ!
悪・即・斬って何だ!?
牙突うつ前に早く止めてこい!」
「アホか!
烏合の衆を少しはまとめてやったんだ!
感謝しやがれ!」
「てめえこそ組織に自由を取り戻した副長に感謝しろ!」
「そこまでだ
トシさんに手出したらタダじゃ済まねえぜ旦那」
「なんで手なずけられてんだテメェは!
はっ……
Aは!?」
11人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:神無 | 作成日時:2016年3月17日 17時