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記憶の欠片が2つ ページ4

「今日の予定」


「ああ…


テメェは見回りだ」
 

「誰と」


「『?』ぐらいつけろ」


「……」


「ったく」


そう言い、溜め息をついた


「溜め息つくと、幸せ逃げる」


「それ信じてんのかよ……(-.-)」


「当たり前」


「真顔で言われてもな……」


「………仕方無い」


「お前本当に見廻組の血族じゃねぇのか?」


「違う


ドーナツ好きじゃない」


「そうか」


「……刀」


「あ?」


「刀


刃こぼれした


鍛冶屋行って良い?」


「好きにしろ」


「わかった


それと、お風呂、時間早くできない?」


「無理だな」


「男と一緒でも……」
「良くねぇから」


「何で」


「……それは色々大人の事情だ」


「…私おとな……」
「じゃねぇだろ


15歳のくせしやがって」


「……マヨラーのくせに」


「テメェ!!」


「もう良いから


見回りは誰と?」


「残念ながら総悟だ」


「っち」


「舌打ちすんな


悪ィが決定だ」


「……わかった」


「サボらさすなよ」


「わかってる


鍛冶屋に行ってから屯所に戻る」


「ああ


そうしてくれ」


「……わかった


ごちそうさま」


「……A」


「なに」


「……気を付けろよ」


「?


わかった」


そして私は食堂を後にした


土方が行っていた、『気を付けろよ』と言うのはなんだ?


誰に、何を気を付ければいい?


……わからない……

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作者名:神無 | 作成日時:2016年3月17日 17時

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