記憶の欠片が18つ ページ21
「はっ……」
「あ!
Aちゃん目が覚めた?」
「……ここは……」
くっ……腹が……
「あまり動いたら傷が開くよーろっぱ
Aちゃんお腹に刺されたあとに色んな所切られてたからねこーこ」
「……そ」
……悪って……
なんで私は……
あの人は誰だ?
名前のところだけは、聞こえなかった……
「起きたか」
「……」
「ひとまず、真選組の事を吐け」
「……なんで吐かないといけない
私の中は、今、『真選組で』食った『残骸』だけだが?」
「吐くってそっちじゃないからね!?
情報を教えろってこと!」
「あー
ストーカーゴリラ、マヨタバ中毒者、サドスティック星のドS皇子、ジミーあんパン、無口ミステリアスキャラ、掃除オタク、後は……」
「やめて!
なんか可哀想!!」
「じゃあ何て言えば良いのよ
私たちって何て言えば良いの?
チンピラ?
幕府の犬?
何が聞きたいのよ」
「なんなの!?この子!?」
「てかスゴい肝っ玉据わってるゥゥゥ!!」
「おいおい…
こんな肝っ玉据わってねぇと真選組で紅一点なって勤まらんねぇよ」
「なに!?
こんなザ・フレンドリーみたいな感じ!!
てか何敵の肩に手を置いてんの!?
ロープは!?
縄は!?
てか、恐れるって感情母さんのお腹のなかに捨ててきたの!?」
「ぎゃーぎゃーぎゃーぎゃーうるさいよー
攘夷志士でしょ?
心を広く持ちなよ
ほら今なら松平片栗粉を……グハッ……」
「何があったの!?」
11人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:神無 | 作成日時:2016年3月17日 17時