新・始まりはサッカーから？２【緑川リュウジ、基山ヒロト】 (ページ19)

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エイリア学園編17～アジト？～ページ19

「ナニワランドの地下にこんな所が……」

「驚くのはまだ早いで。どうや！可愛いやろ？」

リカに連れられ、ナニワランドの一角にある建物には地下があった。しかもこれでもかと言うほど飾り付けされている。

「すっげーカラフル……」

「こんなに飾り付けしなくても」

Aは小さく呟き、回りを見渡す。カラフルなのは気に食わないがかなりのマシーンが揃っている。

「トレーニングマシンみたいですね……」

「これで練習して強くなったんだね」

「せや。ダーリン」

そして目金くんの一言で目金くんがトレーニングマシンを体験することとなった。

「まずはLv.1や」

「これでLv.1ですか？もう無理です……」

「ダサっ」

「え？なんやて？もっと強くしてってか？」

「もう限界です……」

目金くんはとてつもなく体力がなく、すぐにギブアップした。

「「へばるの早っ……」」

「これだけじゃないで。坂になったりでこぼこになったりするんやで」

「結構高性能だな」

「せや」

「俺、ここで特訓したい！使わせてもらっていいか？」

「え～」

円堂くんが頼むとリカは渋る。一之瀬くんが頼むとすぐにOK出したのは解せないが。

「ダメなの？」

「もちろんええよ」

何はともあれ、エイリア学園のアジトらしき場所で特訓出来るようになった。

「それにしても君たちのアジト、すごいね」

「うちらのじゃないで。うちらが見つけて勝手に使わせてもらってんねん」

「ってことはここの持ち主が誰か君達も知らないってこと？」

「流石やな。ダーリン！」

「誰にでも分かりますって……」

リカの茶番劇は置いといて、リカの言葉を聞き夏末の目付きが変わる。

「これだけの施設、もしかしたら……」

どうやらエイリア学園に関係あると勘づいたらしい。

「やっぱりここ、エイリア学園のかな……」

「Aもそう思う？」

「何となく」

「…………」

Aがるうの問いかけに答えると沈黙してしまう。

「……私、特訓してくる」

「無茶しないでね」

Aはるうとアジトの話をしていたが沈黙に耐えられなくなり、特訓すると言いマシーンへと向かった。