新・始まりはサッカーから？２【緑川リュウジ、基山ヒロト】 (ページ15)

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エイリア学園編13～VS真・帝国学園1～ページ15

「佐久間、見せてやれよ。お前の力を。」

「皇帝ペンギン1号！」

「ゴットハンド！」

不動の煽り通り佐久間とやらは動く。
円堂くんが技を出すも、止められない。

「ゴールが決まりました！真・帝国学園、先制です！」

「こんなシュート、初めてだ……」

円堂は円堂で驚いているが、鬼道も鬼道で腑に落ちない顔をしている。

「佐久間、何故？」

「見たか？俺の皇帝ペンギン1号！」

「2度と打つな！あれは禁断の技だ！」

「怖いのか？俺ごときに追い抜かれるのが」

鬼道は佐久間と口論を始める。

「違う！分からないのか？このままだとお前の体は……」

「敗北に価値はない。勝利の為なら俺は何度でも打つ！」

「佐久間……」

別にほっといても良いがうるさいったらありゃしない。

「鬼道！禁断の技ってどういう意味だ？」

「皇帝ペンギン1号は影山零治が考案したシュート。恐ろしいほどの威力を持つ反面、体の筋肉は悲鳴をあげ激痛がはしる。体にかかる負担が大きいため二度と使わない技として封印されてきた。あの技を打つのは一試合、二回が限界……三回めは……」

「二度とサッカーが出来なくなるというのか……」

「円堂！お前ももう一度まともに受けたら立っていられなくなる！」

「そんな……」

円堂と秋ちゃんは鬼道に話を聞き、絶句をする。

「……影山ね」

そんな中、Aはるうがぼっそっと呟いたのを聞き逃さなかった。

「この試合の作戦が決まった。佐久間にボールを渡すな！」

「その作戦、賛成だ」

「僕もディフェンスに入るよ」

鬼道は佐久間を救うべく、作戦を立てる。

「一之瀬、吹雪、佐久間のマークは頼む」

「私もディフェンスに入る」

「あぁ。よろしく頼む」

こんなところで怪我人を出しなくない為、Aも鬼道の作戦に賛成した。