【コナン】平和な未来予想図前半 (ページ7)

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未来予想図本編７話ページ7

もじもじしてやがる！？

あの、あの黒羽が！？

いつもおちゃらけててもポーカーフェイスを
外さないこいつが！？

「せ、世良ちゃ、じゃなくて、ま、真純と！
…付き合ってんだっ！」

…こいつ、キャー言っちゃった☆みたいな顔で
暴露しやがった。

どうやら、さっきの、ポーカーフェイス崩れて
やがったのは演技だったらしい。

世良は、珍しく顔が真っ赤で黒羽の後ろに
隠れている。

「なっ！？えっ！？はぁ！？いつの間に！？」

「ちょ、じぶんら、付き合ってたんか！？」

「えっ！？黒羽君、いつからですかっ！？」

「あの、お、おめでとうございますっ！
黒羽さん！世良さん！」

「あら、そうなの？真純、おめでとう。
黒羽君に、幸せにしてもらいなさい。」

それぞれ驚き、男性陣は黒羽に詰め寄り、
志保は世良を抱き締めた。

「えっと、数日前に？かな？いろいろあって」

恥ずかしそうに言う黒羽に、なんだか双子の
ような弟がついにと思うと嬉しく思えた。

「ほんまおめでとさんやなっ！今度祝うでっ」

「そのときは僕も呼んでくださいね、服部君」

「ぼ、僕も行きますよっもちろんっ！」

「みんな、ありがとな！
真純、出てきなよ。」

「か、快斗っ！恥ずかしいじゃないか！？
僕、言うなんて聞いてないぞっ！？」

真っ赤になって、ムキになる世良を久々に見た。

昔、兄の赤井と再会して以来じゃないか？

「黒羽、おめでとう。世良、嬉しい報告は
絶対しろよ？志保が喜ぶ。な、志保？」

ウインクしながら、俺は志保を見た。

いつも通り、クールそうにしてるが、
こいつが内心一番嬉しがってるに違いない。

「ええ、もちろんよ。真純、貴女は、私の
身内なのよ。だから身内が増えるのは嬉しいわ。」

「志保姉～！うわぁ～！ありがとぉ～！」

女性ふたりは、ぎゅーぎゅー抱き締め合った。

志保は両親を小さい頃に亡くし、唯一の肉親だと
思っていた最愛の姉をも亡くしている。

２年くらい前、真純や真純の兄である赤井秀一と
羽田秀吉の三兄妹が親戚だと知った時の喜びようは
それはもう凄い喜んでいたのだ。

さらに、赤井は降谷零と付き合い始め、秀吉は
宮本由美と婚約した。

良かったな、志保？家族がまた増えて。

しばらくみんなで会話していたものの、やはり
みんな、それぞれ用事があるらしく、解散した。