保健体育 ページ2
中間試験が迫ったある日の放課後、私と普くんは教室に居残って2人で机をくっつけて勉強会を開いていた。
もう5月も中旬。放課時間になっても外はまだまだ明るく、青々と茂った木の葉っぱが太陽の反射でキラキラと輝いていた。
初夏の爽やかな風が教室を吹き抜ける度に、自分の付箋と蛍光マーカーだらけの教科書がパラパラとめくれる。
｢A、この問題はこの公式つかって……｣
普くんが身を乗り出して私の教科書を指さす。とん、と私の肩と普くんの肩がぶつかった。
あ。とお互いに身体を引いた時、 視線と視線が絡み合う。
そのあまりの近さに、私の顔はぶわっと一気に赤くなる。
｢あ、普くんって理系得意なんだね……！その、地学とか、数学とか、私なんかより全然点数いいし……………！しかも教え方も上手いし！なんだかびっくりしちゃった……！｣
その甘酸っぱい空気に耐えきれずに私は誤魔化すみたいにガンガン話したてる。そんな私の態度に最初はきょとんとしていた普くんだったけれど、次第に元のいたずら笑顔に戻って
｢えー、俺が1番得意なのは保健体育だけどな｣
なんてニヤニヤしながら言ってきた。そして肩がぶつかった時よりももっと近くに顔を寄せてくる。思わず身構えた時に腕が机にぶつかり、シャーペンが机からガシャンと落ちた。
｢俺と保健体育の勉強する？｣耳元でそう囁く普くん
私は普くんと"保健体育"する所を想像してしまい、慌てて｢ふざけないで！｣と普くんの手の甲をつねった。
そのまま普くんを突き飛ばすようにして落ちたシャーペンを拾いに机の反対側に向かう。後ろからボソッと聞こえてきた｢ふざけてなんかないんだけどな｣という呟きには聞こえないフリをした。
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ミク(プロフ) - 続きが早く見たいです更新遅ても大丈夫です！（本当は、明日でも見たいと…思う私）気にしないでください！ (2020年6月16日 17時) (
レス) id: 1e828f9e08 (このIDを非表示/違反報告)
ミク(プロフ) - 「彼の桜の花が散るまでに」読んでみて下さい！私の駄作ですが…イメ画もよちしく！ (2020年6月6日 15時) (レス) id: 1e828f9e08 (このIDを非表示/違反報告)
しゆ(プロフ) - ミクさん» リクエストありがとうございます！看病…いいですね！遅くなるかもしれませんが必ず書かせていただきます！ (2020年6月6日 2時) (レス) id: e2bc21a10a (このIDを非表示/違反報告)
ミク(プロフ) - リクエストで、看病とかどうですか？ (2020年6月5日 14時) (レス) id: 1e828f9e08 (このIDを非表示/違反報告)
しゆ(プロフ) - ミクさん» ミクさんいつもコメントありがとうございます！ご期待に添える夢小説が書けるようにこれからも頑張ります！ (2020年6月4日 16時) (レス) id: e2bc21a10a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゆ | 作成日時：2020年5月23日 22時
