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あの意味のわからない発言から数日が過ぎた。
アイツ、跡部景吾はいまだに私につきまとう。
正直、うざい。
「何してんだ」
逃げても逃げても、こうして追ってくる。
まさか跡部景吾がこんな男とは思っていなかった。
まぁ、どうせ。
『惚れたんだよ、お前に』
あの言葉も嘘なのだろうけど。
「しつこい。いい加減にして」
冷たい言葉で突き放しても、
「あーん?無理だって言ってんだろ」
こんな調子で離れようとしない。
跡部財閥の為に、ここまでするの?
自分の気持ち殺して、私なんかに近づくの?
惚れたなんて、嘘のくせに。
刹那、ズキリと、胸が痛む。
何これ。
何よ、この痛み。
私が、傷ついてるって言いたいの?
冗談じゃない。
「跡部景吾」
「あーん?」
こんな感情いらない。
「私は、貴方を好きになることはない」
「……」
消えてしまえ。
「だから、近づかないで」
貴方も、こんな女に付き合うほど、暇じゃないでしょう?
咲間は、そんなに甘くない。
私は、そんなに馬鹿じゃない。
跡部財閥の思うつぼには、絶対ならない。
「言いたい事は、それだけか?」
「……っ」
跡部景吾は、私をじっと見つめていた。
鋭くて、刺すようなそれ。
―――――――――何なのよ。
「生憎俺様はお前から離れるつもりはねぇよ」
「っ……」
貫くような熱い視線。
ねぇ、何、その顔。
そんな顔で見ないでよ。
何も言えなくなるじゃない。
お願い、やめて。
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SHINO(プロフ) - 菫-sumire-さん» ありがとうございます。こんな私に憧れる要素があるか、わかりませんが、ありがたいです。本当に未熟で、読みにくい部分もあるかと思いますが、皆様に納得していただけるように頑張りたいと思います。とても温かいコメントをありがとうございました。 (2016年2月7日 13時) (レス) id: e7993006ee (このIDを非表示/違反報告)
SHINO(プロフ) - 梅田さん» ありがとうございます。キャラの特徴や性格は私なりに研究していたつもりです。なのでそう言っていただけると本当に嬉しいです。氷帝にとって跡部さんは絶対的な存在だと思うのでそれを表現できていてよかったです。素敵なコメントをありがとうございました。 (2016年2月7日 13時) (レス) id: e7993006ee (このIDを非表示/違反報告)
菫-sumire-(プロフ) - SHINOさんの小説、影から読ませていただいておりました。憧れるところなんて正直言い切れません.....他のどの作品も楽しみにしています。 (2016年2月7日 12時) (レス) id: dbfe85220f (このIDを非表示/違反報告)
梅田(プロフ) - それぞれのキャラの特徴を良く捉えた上での跡部至上主義な発言がとても好きです。とりあえずの完結、おめでとうございます。続編も楽しみにしてます。SHINOさんの作品ですから、SHINOさんのペースで進めてください。一ファンとして影ながら応援しております。 (2016年2月7日 11時) (レス) id: 78d0f2e1a4 (このIDを非表示/違反報告)
SHINO(プロフ) - ゆっきーさん» 返事がおくれてすみません!続きを楽しみにしていただけるのは、作者として本当に嬉しいです。ワクワクドキドキしていただける展開にしていきますので、よろしくお願いします。素敵なコメントをありがとうございました。がんばります! (2016年1月25日 22時) (レス) id: e7993006ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:SHINO | 作成日時:2014年7月26日 13時