恋の歪み合い【BADDOGS】 (ページ18)

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またその次の朝

青柳side

『冬弥～おはよぉ～』

まだ眠気が抜けずにふわっとした雰囲気のAが俺の名前を呼ぶ

冬「おはようA」

そしてまた2人でいつも通りの何も中身のない話をしながら登校する。

学校の駅に着いたあたりで彰人がいた

先日のこともあって少し気まづいが、優越感に浸ってしまった

彰人の横には、

冬「司先輩？」

『えっ、司くんもこの学校だったの！？』

Aは何も考えずに司先輩の元へ走った

『司くんっ!!!!』

司「のわっ！？」

Aは勢いのまま司先輩の背中にぶつかった

東雲side

朝から最悪だ

変人ワンツーの1人に朝から掴まった、

嫌でも着いてくる天馬司に嫌気が指していたその頃

Aが天馬司に激突した

司「、？！？！？A！？！？じゃないか！！」

司センパイは動揺しながら暴れていた

そうか、冬弥の幼馴染なら、コイツも

少し心がモヤっとした

そんなAと司センパイを見ていると

司「大きくなったなぁ、凄く可愛いぞ」

司センパイはAの頭を撫でて言った

俺は固まってしまった

固まったのは俺だけじゃない

司センパイを尊敬している冬弥も

今横でガッチガチに固まっている

『ありがとう、！司くんも凄くカッコよくなったね』

Aはすごく微笑んで司センパイの手を掴んだ

俺と冬弥は固まったまま

思い返すとどんな顔をしていたのか分からない

司センパイは掴まれた手をそのまま変え、
手を繋ぐ形にして言った

司「いや、本当に久しぶりだな」

『本当だよなんで言ってくれなかったの？』

司「いや、まず帰ってきたことを教えて欲しかった」

『まだつい最近なんだよ～』

Aは二ヘラと笑う

2人の空間が出来てしまった

でも、恋愛と言うよりは小動物の馴れ合いのような

そんな空気で少し安心、したのか、？

してはないか