今日:4 hit、昨日:14 hit、合計:15,653 hit
小｜中｜大
八十話 ページ2
？？？side
眠りから覚めて、身体を起こし、身支度をする。
これは私の毎朝の日課だ。…と言っても、
身支度を終えたら、行く場所は決まっている。
今日もきっと彼はいる。変わらず、"私と同じように"見守っているのだろう。
その場所へ着くと、やはり彼はそこにいた。
？｢おはようございます｣
声を掛けると、銀色の髪が風で揺れ、こちらへ振り向く。
？？｢ん？あぁ、おはよう｣
？｢"彼"はどうです？｣
？？｢変わりないよ。"彼女"は？｣
？｢こちらも変わりないです。…あぁでも、最近彼等と再会したみたいですよ？皆元気そうで良かったです｣
？？｢そうかぁ…彼奴は、最近は大人しくしてるみたいだな。時々"素"が出ちまってる……慣れないことはするもんじゃねぇのに…｣
？｢全くです。…だから私は、あの二人には話し合ってみてほしいんですけど……｣
話し合えばきっと、あの二人は気が合うだろう。道は違えど、目的は同じ筈なのだから。
？？｢………そう、だな。でも、それは多分無理だろう。あの二人はもう、
？｢……｣
？？｢だからこそ、俺達は見届けよう。"あの道以外の道を閉ざさせてしまった"俺達に出来るのは、それしかないんだから。……そうだろ？
麗｢……そうですね｣
叶う事なら、もう一度会いたい…
世界で一番大切な、相棒に
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 116人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：小石 | 作成日時：2020年7月24日 2時
