【ヒロアカ】 AFOの愛娘 (ページ5)

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つぎのわたし1 ページ5

「______っ！げほっ、げほっ......う、、、はあ...はあ......はあ～～。」

またあの日の夢か
もう何度見たことだろうか

私の個性が発現した日

「「ごめんね」」

私の家族だった人達はそう言った

その言葉を聞いた4歳の私には

相当なショック、つまりもの凄いストレスがかかったらしく

個性が暴走してしまったらしい

暴走する際に意識は途切れてしまい

目が覚めたのはそれから1週間後だった

目が覚めて最初に見えたのは白い天井

病院のベットで横になっていたらしく、

起きてすぐに病院の先生から私の個性についての説明と

家族に見放された私のこれからの話をされた

私の個性は「ストレス」というもので、

身体にかかったストレスを

見えない何かに変えて体外に放出するというものだった

この個性の限界は心の成長と比例しているらしく

限界を超えると頭痛や吐き気など

酷い時には倒れたり暴走したりする

あの時

まだ幼かった私はすぐにキャパオーバーしてしまい

制御できるはずもなく個性が暴走してしまったという訳だ

そして病院の先生から新しく親になる人を紹介された

たった1週間で？と思うかもしれないが、

どうやら病院の先生の知り合いらしく

良い個性に恵まれた子を探していたと言う

捨てられたこの個性が果たして良いものなのかもわからない

かといって行くあてなんてない

それに

私の心はどこか冷え切っていた

もう認めてくれるなら誰でも良かった

((誰でもいいから助けて))

たとえ
わたしの心の叫びが聞こえていなくとも

求められているのなら

それで十分だった