【stpr】組長娘と婚約者候補【な組】Part3

#92 ページ10

家から出て陽菜子ちゃんを探すと陽菜子ちゃんはもう着いてた。

「ごめん、お待たせ」

「ううん、大丈夫だよ」

薄いオレンジ色のワンピースに赤色カーディガン。

ほんっとに可愛いし天使みたい。

「じゃあ行こっか」

「そうだね、Aちゃんどこか行きたいとこある？」

今日は何気なくカフェとかでお茶をするつもりだ。

汐里ちゃんは大阪だから会えないのは少し寂しい。

陽菜子ちゃんの話をしたら会いたそうにしてたし。

汐里ちゃんは恋愛対象は男だけど可愛い女の子が好きらしい。

本人の意見としては「花とか可愛い小物見てる感じ」とのこと。

「そういえば婚約者の方はどう？」

「え？どうって……」

「いいなって思う人いないの？」

いないっていうか……全員いいって言うか……。

「みんな婚約者にしても煩わしく思いはしないってとこかな」

「まだはっきりとは言えないってことかぁ」

察しがいいね、陽菜子ちゃんって。

「でも恋愛って結局相性がいいか悪いかだよね」

確かにそれは否定できない。

「その汐里さんだったら分かるかなぁ？」

汐里ちゃんには「知的な人を選ぶならジェルはやめとけ」と言われた。

ジェル一体どんだけ関係ない女落としたの？

無自覚たらしは恐ろしい。(Aさんそれ特大ブーメラン byジェル)

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ちょっと#91のことについて。

なーくんの部屋の音を詳しく書いてなかったので。

何かをぶつけてる音と言うのはですね。

煩悩を必死に消そうとして頭壁に打ち付けてる音です。

なんか煩悩浮かぶとそうゆうことしてほしいって願望です。

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