#98 ページ16
あれから当然のことながらジェルは思いっきり私を避けてる。
私は彼も婚約者候補だからと思いどんなことがあろうとも普通でいようと。
そう思ったのに。
「あっちに避けられたら意味がないよね？」
なんて朝食時に父さんにそれとなく相談してみた。
だってジェルの様子でなんかあったと勘付かれて洗いざらい吐かせられた。
「そもそもキスと思わなくてもいいんじゃねぇか？」
私は「？どうゆうこと？」と首を傾げた。
「俺は気持ちが伴ってないとキスとは認めねぇんだ、事故は論外だな」
「互いがキスしたい気持ちになってないとキスとはならないってこと？」
「ああ」
父さんはコクリと頷く。でもそれを伝えようにもその伝えたい相手がなぁ。
めちゃくちゃ避けているんだよねぇ。
「話ができねぇならあの5人の誰かに伝言でも伝えればいいんじゃねぇか？」
ていうかそのキスの話ジェルが麗さんにキスされたときにしてほしかったよ。
朝ご飯が終わると私は誰かいないか探し始めた。
「あ、Aさん」
「おはよう、さと、み？」
何故お風呂上がり？
「朝の肉弾戦訓練で汗かきましたよー」
そんな朝日を浴びて「眩しいな…(ｷﾗｰﾝ」みたいな仕草やめて。
「ちょっとジェルに伝えてほしいことが」
「なんすか？」
さとみに考えを話すと「あー、そうゆう考えもできますね」と言ってる。
「俺はキスにカウントしてますけどね」
つまりさとみ的には私の唇は純潔ではなくなったと。
「でも抜け駆けは禁止してたんですよ、俺らにとってあれは抜け駆けに近い」
そしてさとみは誰もいないことを確認して。
「…ん…」
「！」
私の唇はさとみの唇で塞がれた。
「だからAさん、すんません」
と意地悪な笑顔をされた。
「あと4人からもココ、されますのでお気をつけて」
と唇をトントンと唇を指さされたあと去って行った。
「もうこの先、キスとか考えても無駄な気がしてきた」
他の4人からもされるなんて考えたら尚更。
ちなみにあれからジェルに会ったけど目が合うなり光の速さで逃げられた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 50人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
夏那子 - あんな扱いで大丈夫なのか…日曜までにはどうにかします(笑) 桃くんと青くんのメンシプですよね、あぁ…紫くんの古傷が痛む…… (2022年12月1日 23時) (
レス) @page49 id: 99395c908e (このIDを非表示/違反報告)
まき - 更新お疲れ様です！2人の状態が面白すぎてもう…（笑） 私も今日やっと録画予約してきました😚ずっとニヤニヤにこにこしてたら親にきっも。って冷たい目で見られました（ メンシプ…開設されましたね… (2022年12月1日 22時) (レス) @page49 id: 1ffb1529af (このIDを非表示/違反報告)
夏那子 - 我ながら二人が酷い扱いに…… 私は今日日曜の番組表見てニヤニヤしてました(笑)ついにあの方達のテレビが始まると思うとニヤけが収まらなくて… (2022年11月30日 22時) (レス) @page48 id: 99395c908e (このIDを非表示/違反報告)
まき - 更新お疲れ様です！桃くんの白目…（笑）そして情緒不安定の紫くん…カオスですね（笑） 暇な時にでも聞きます…！ そして桃くんお写真が…帰ってきてTwitter開けた瞬間発狂でした。インスタの方が綺麗かったです…😇😇😇 (2022年11月30日 22時) (レス) @page48 id: 4f4ffeaa41 (このIDを非表示/違反報告)
夏那子 - あ、因みに誇り高きアイドルは赤くんに相応しい歌だなと思っていたので歌ってくれて嬉しかったです (2022年11月30日 11時) (レス) id: 99395c908e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
