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「山田」
俺は先生に呼ばれて肩をビクつかせた。
「この問題解いてみろ」
先生は俺に黒板の方へ出てくるように促す。
待って、無理だよ。
今俺、おしっこ我慢してるんだ。
立ったら漏らしちゃうよ。
さすがに学校にはオムツは履いてきていないので漏らしたらおわりだ。
クラス中に俺は中学生にもなっておもらしをしたって思われる。
俺は溢れそうになるおしっこと涙を堪えながらなんとか教卓の前まできた。
「ほら簡単だからすぐ解けるだろ」
先生はそういうと俺の肩をバシッと叩いた。
その不意打ちで俺はなんとか耐えていたおしっこが溢れ出てきてしまった。
しゅわわわわ、俺がおしっこを漏らす音は教室中に広がった。
みんなが不思議そうな顔で俺を見てる。
もう俺の人生は終了だ。
まさか中学生にもなって、クラス全員の前でおしっこを漏らすなんて……。
『ふぇっ、うっ、うわーん』
俺は声をあげて泣きだしてしまった。
正直どうしたらいいのか分からなかったし、このままどうにでもなってしまえと思った。
しかし、不思議なことにおしっこを漏らしたはずなのにズボンもパンツも一向に濡れない。
クラス中どうして俺が泣いているのかわからないような顔をしているではないか。
あ、あれ?
そこで俺の目が覚めた。
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作者名:ムーミーマン | 作成日時:2020年2月28日 16時