【暗殺教室】転生って次元をこえるんですか。8

300時間目 ページ49

その日の晩、母に「お風呂に入ってて」と言われ、洗面所に向かう。
着替えていると、驚くものが目に入った。







「…！？」







首筋に赤い噛み跡が数ヶ所。
そして極めつけは、＿＿＿



＿＿鎖骨辺りにある、シルシ。



ぶわぁぁっと体温が上昇していくのがわかった。
されているときはあんまり感じなかったけど、改めて見るとすごく恥ずかしい。

こんなことを私達は道端でやっていたのか…

そう思うと、余計に恥ずかしくなってくる。
別に誰かに見られているというわけではないのだが…
羞恥心はいつでもどこでも襲ってくるものである。



あああ、穴があったら入りたい…！！



若干顔を赤くしながら、湯船に入った。
何か言われたら、『のぼせた』とでも言い訳しておこう。







「…これ、隠せるかな…」







キスマークは鎖骨にあるので完全に隠れるけれど、噛み跡はどうだろう…

ひとつだけかなり上のほうにあるのだ。
全く厄介な位置につけてくれた。


あ、でも、制服の襟を思いきり立てたら隠れるな。これ。



よし、これで解決。



でも、襟立ててるとちょっと苦しいんだよな…
いや、我慢だ。こんなもの見られたら本当に大変なことになる。

特に中村さんには見られないようにしなきゃ…！！





謎の使命感を感じる私だった。

続編へのご案内→←299時間目

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す