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291時間目 ページ40

いや、そもそも何でここにカルマ君がいるの?
何、追いかけてきて私が後ろを見た瞬間に前方に来ましたってか!?


いくらなんでも足速すぎじゃないかなあ!!!!



再び逃走劇を繰り返そうとすると、腕を掴まれた。







「二度も同じ手は使わせないよ?」



「…チートになったのカルマ君」



「え?やだな〜、俺はもともとチートだよ」



「うわーウザイ」







いやまあ、確かにこの人は天才ですけども。

今のはちょっと言い方がウザイかなー。



カルマ君は、「で?」と言うと







「はい、理由をどうぞ?」



「…言わない」



「……ふーん」







私も今回ばかりは譲らない。
いつもカルマ君に負けてばかりだけど、今回は勝つ!


いつまで経っても口を割らない私に、そろそろ腹が立ってきたのか、カルマ君はこんな手段に出てきた。







「……Aちゃーん、ちょっとこっち向いて?」



「…何、絶対言わないから……っ!?」







カルマ君のほうを見た途端、鮮やかな赤色が目一杯に広がった。
そして唇の違和感。

キスをされていると、すぐに理解できた。







「ん、んんーっ!」







何度も角度を変えるキス。

私はグッと力を込めてカルマ君の体を押すが、びくともしない。



そろそろ、このまま身を預けてしまいそうになると、カルマ君は唇を離した。







「顔、真っ赤」



「…う、うるさいっ!」







言い争いをしつつも、私はまだ折れないことを忘れない。

再び歩きだそうと、カルマ君から離れる。


…が、体がよろけて倒れそうになる。



咄嗟にカルマ君が受け止めてくれた。







「大丈夫?」



「う、うん…もう大丈夫だから」







歩こうとするが、またよろける。
というか、足が動かない。







「…もしかして、腰抜けちゃった?」



「ち、違うし!そんなことないから!」







咄嗟に否定するが、彼には全てお見通しのようで。







「まあ、あんなに激しいキスは初めてだったもんね〜。あ、でもディープキスはしたことあったな」



「う……」







カアア、と体が熱を帯びる。

本当に恥ずかしい。もう死にそう…

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シノア(プロフ) - カズさん» ありがとうございます!今から速攻で作ってくるので!(30分はかかるけど←)少々お待ちください! (2015年11月29日 9時) (レス) id: 3b934ef546 (このIDを非表示/違反報告)
カズ(プロフ) - パート9楽しみにしまくってます!! (2015年11月28日 0時) (レス) id: c85cd56ee7 (このIDを非表示/違反報告)
シノア(プロフ) - 山ちゃんさん» 返信遅れてすみません!あれっ、勘づくの早すぎじゃないですか(笑)雪の正体は、まぁ後ほど…。好きだと言ってもらえて嬉しいです!遅い更新ですが頑張ります! (2015年11月18日 21時) (レス) id: 3b934ef546 (このIDを非表示/違反報告)
山ちゃん(プロフ) - すごい好きです!!この小説!!雪の本名って・・・ (2015年11月7日 16時) (レス) id: 3a7d5177e3 (このIDを非表示/違反報告)
シノア(プロフ) - ネタ切れ林檎さん» 返信遅くなってごめんなさい!まあ、ノリでなんとかなるよねきっと!(震え声) (2015年11月2日 9時) (レス) id: 3b934ef546 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もちもちシノア | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2015年6月28日 22時

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