278時間目 ページ26
一人リビングに取り残された私は、手に持ったそれをゴミ箱に乱暴に突っ込んだ。
親に見つからないよう、奥へ奥へと押し込む。
……こういうの、やめてほしい。恥ずかしいから。
「…………あっ。カルマ君待たせてたんだ!」
ミカさんとのことがあり、すっかりカルマ君のことを忘れていた私は、急いでお茶を淹れ、慌ただしく階段をかけ上った。
階段を上がると、そこにはカルマ君がいた。
あれ?私、部屋にいてって、言わなかったっけ…
言い忘れてたかな?
「カルマ君!私、部屋に行っててって言わなかったっけ?」
「うん、言ってた。でも部屋が分からなくてさ…」
「あ。ごめん!そういえばカルマ君、家来たことなかったもんね」
こっちだよ、とカルマ君を案内する。
私の部屋は、そんなに女の子らしくない。
ぬいぐるみも、可愛らしい小物も、メイクセットも、何にもない。
机の上には、お土産とか、写真が飾られているし、他はほとんど本。
「…思ったよりシンプルなんだね」
「よく言われる。あ、好きなとこ座って」
カルマ君が腰かける間に、私は彼に貸す小説を探す。
本棚には漫画もあるけど、小説のほうが多い。
ライトノベルとか、文庫本を主に買ってる。
「そういえばさ…」
カルマ君が話す。
私は、「なに?」と聞く。
「陸って、今何してんの?」
938人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「暗殺教室」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
シノア(プロフ) - カズさん» ありがとうございます!今から速攻で作ってくるので!(30分はかかるけど←)少々お待ちください! (2015年11月29日 9時) (レス) id: 3b934ef546 (このIDを非表示/違反報告)
カズ(プロフ) - パート9楽しみにしまくってます!! (2015年11月28日 0時) (レス) id: c85cd56ee7 (このIDを非表示/違反報告)
シノア(プロフ) - 山ちゃんさん» 返信遅れてすみません!あれっ、勘づくの早すぎじゃないですか(笑)雪の正体は、まぁ後ほど…。好きだと言ってもらえて嬉しいです!遅い更新ですが頑張ります! (2015年11月18日 21時) (レス) id: 3b934ef546 (このIDを非表示/違反報告)
山ちゃん(プロフ) - すごい好きです!!この小説!!雪の本名って・・・ (2015年11月7日 16時) (レス) id: 3a7d5177e3 (このIDを非表示/違反報告)
シノア(プロフ) - ネタ切れ林檎さん» 返信遅くなってごめんなさい!まあ、ノリでなんとかなるよねきっと!(震え声) (2015年11月2日 9時) (レス) id: 3b934ef546 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ