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255時間目 ページ3

声のした方向を向くと、そこには美しい女性が。

まばゆく輝く銀色の髪、深紅に染まる眼…
色白で柔らかそうな肌、細く長い脚…


誰もが振り向く美貌を持っている。

女の自分でも、見とれていた。






「またですか…疫病神」



「んもう!いい加減、ミカって呼んでくれてもいいんじゃない?」






ミカ…さん?という女性と男性は、普通に話している。
仕事仲間だろうか?


しかし、“ミカ”と“時雨”とはどういうことだろう?

先程男性は、特に名前はないと言っていた。
もしこれが名前なら、おかしな話だ。






「あの、ミカって…?」



「ああ…それはこの疫病神の呼び名です」



「そーそー!でもね、時雨ったら私をミカって呼んでくれないの!ひどいよね?」






時雨っていうのは、コイツのことね?

と続けるミカさん。


なるほど。これから私も時雨さんと呼ぼう。






「はじめまして、Aちゃん!ミカエラです!ミカって呼んでねっ」






…なぜ、そこまで呼び方にこだわるのだろうか……
まあ、彼女なりの何かがあるんだろう。


私のことは知っているみたいだったので、軽く挨拶をした。






「ああ…まったく。貴方のせいで何を話していたか忘れてしまったではないですか」



「それならミカ、覚えてる!陸君の転生の話だよ」



「記憶力だけは良いんですから…それを仕事に使ってくれませんかねぇ」



「そんなの知らないもーん」






会話を聞くに、仲が悪いのかと思っていたけれど…時雨さんは呆れてるだけみたいだし、仲は良いのかな?






「そうやって貴方は…疫病神でサボり魔など……神にお伝えしますよ?」



「ふーんだ!ミカ、神様に怒られたっていいもん!どーせ、ただのお説教でしょ?そんなの全然辛くないし」



「なっ…!我らが神に対する侮辱!許しませんよ!!」



「誰も侮辱なんかしてないし!勘違い乙ー」






………そうでもなさそうだ。

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シノア(プロフ) - カズさん» ありがとうございます!今から速攻で作ってくるので!(30分はかかるけど←)少々お待ちください! (2015年11月29日 9時) (レス) id: 3b934ef546 (このIDを非表示/違反報告)
カズ(プロフ) - パート9楽しみにしまくってます!! (2015年11月28日 0時) (レス) id: c85cd56ee7 (このIDを非表示/違反報告)
シノア(プロフ) - 山ちゃんさん» 返信遅れてすみません!あれっ、勘づくの早すぎじゃないですか(笑)雪の正体は、まぁ後ほど…。好きだと言ってもらえて嬉しいです!遅い更新ですが頑張ります! (2015年11月18日 21時) (レス) id: 3b934ef546 (このIDを非表示/違反報告)
山ちゃん(プロフ) - すごい好きです!!この小説!!雪の本名って・・・ (2015年11月7日 16時) (レス) id: 3a7d5177e3 (このIDを非表示/違反報告)
シノア(プロフ) - ネタ切れ林檎さん» 返信遅くなってごめんなさい!まあ、ノリでなんとかなるよねきっと!(震え声) (2015年11月2日 9時) (レス) id: 3b934ef546 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もちもちシノア | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2015年6月28日 22時

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