【暗殺教室】転生って次元をこえるんですか。8

264時間目 ページ12

「………それは、どこ？どこに行こうとしているの、私は？」








聞かなきゃいけない気がした。

そして私は…… “ 絶対にそこに行ってはいけない ”








「……遠いところ。俺達じゃ、とてもたどり着けないくらいに遠い。……これじゃ分からないか。
　そうだな、しいて言うなら……


もう俺たちと、永遠に会えない場所」








永遠に…？
それって＿＿＿





＿＿＿＿＿＿私が、死ぬってこと？






カルマ君、さすがにそれは冗談キツいって…
真に受けちゃうからやめてよ。



そう、笑って返そうとしたのに。



言葉が出てこない。








「……っていう夢を見たんだよね〜」



「…へ？ゆ、夢？！」








またいつもの調子でヘラヘラ笑い始めた。

…また、からかわれてたのかな？




私はフッと笑い、カルマ君とはなしはじめた。





ちょうど、チャイムが鳴った。









旧校舎の屋根の上。
誰かが静かに佇んでいた。

その【誰か】は、ニヤリと笑うと呟いた。








『＿＿＿その幸せ、いつまで続くかなあ？』






『そんなちっぽけな幸せは＿＿、幸せじゃないよ』









『幸せじゃないなら、そんなのイラナイよね』







『イラナイ幸せは、この世界には必要ないの』






『だからね、神々に授かったこの力で直々に＿＿』









『＿＿＿＿壊してア・ゲ・ル♪』

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