263時間目 ページ11
寝たフリをしていたのに起きちゃったから、カルマ君に話しかけられる可能性が出てきてしまった。
今さらだけど私、けっこうバカだよね。
頭とかじゃなくて、行動とかがさ。
……まあ頭もバカなんだけど！(逆ギレ)
とりあえず、今のカルマ君に関わると危険だから、授業に没頭しているフリをする。
本当は『フリ』じゃなくて、ちゃんと集中しなきゃいけないんだけどね。
すごい私事なんですが、今だけでいいので目瞑ってください。
しかしカルマ君は、普通に話しかけてきた。
「Aちゃん、髪にゴミ付いてる」
「取ってあげるね」と声がすると、頭に何か触られた感覚がした。
少しするとその感覚はなくなった。それと同時に「取れたよ」という声がした。
…え、あれ？なんにも…されない？
カルマ君のことだから、イタズラというか、ちょっかい出してくるかと…
腕の間からチラッと顔を覗かせる。
カルマ君はニコニコしながら、私を見ていた。
「……なんにも、しないんだね」
「え？何、イタズラされたかったの？」
「何もされなくて幸せだなぁー私！！」
カルマ君は相も変わらず、ニコニコ笑顔。
なぜ、ずっと笑っているのだろうか？
まあ、さっきみたいな黒い笑顔じゃないだけマシだけど…
じーっと見ていると、急に真顔になったカルマ君。
そして名前を呼んだ。
「Aちゃん」
キョトンとしていると、真剣な声で、聞いてきた。
「Aちゃんは……どこにも行かないよね？」
不意を突かれたような感覚。
身体中に電流を流されたようだった。
……なぜか。心中を探られたような気がしたのだ。
どうして？どうしてそんな気がした？
私は……、何処にも “ 行けない ” のに。
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シノア(プロフ) - カズさん» ありがとうございます！今から速攻で作ってくるので！(30分はかかるけど←)少々お待ちください！ (2015年11月29日 9時) (
レス) id: 3b934ef546 (このIDを非表示/違反報告)
カズ(プロフ) - パート9楽しみにしまくってます!! (2015年11月28日 0時) (レス) id: c85cd56ee7 (このIDを非表示/違反報告)
シノア(プロフ) - 山ちゃんさん» 返信遅れてすみません！あれっ、勘づくの早すぎじゃないですか(笑)雪の正体は、まぁ後ほど…。好きだと言ってもらえて嬉しいです！遅い更新ですが頑張ります！ (2015年11月18日 21時) (レス) id: 3b934ef546 (このIDを非表示/違反報告)
山ちゃん(プロフ) - すごい好きです！！この小説！！雪の本名って・・・ (2015年11月7日 16時) (レス) id: 3a7d5177e3 (このIDを非表示/違反報告)
シノア(プロフ) - ネタ切れ林檎さん» 返信遅くなってごめんなさい！まあ、ノリでなんとかなるよねきっと！(震え声) (2015年11月2日 9時) (レス) id: 3b934ef546 (このIDを非表示/違反報告)
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