NANIWA'N WAY (ページ25)

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◆あんたは肝心なところで鈍いから　　Red ページ25

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『日程、それで確定なん？』

その言葉に申し訳無さそうに頷く彼女。

西畑は今、ちょっとだけ不貞腐れてます。

どうしてこうなったかというと。

彼女のAが、最近新しい部署に異動して。

なにやら移動先の部署で歓迎会を開いてもらうらしい。

"一緒に配属された子とも仲良くなりたいから、行ってもいい？"

って聞いてくれてんけど。

聞いてくれたとこまでは良かったんやけど。

『しかも、なんでよりによって、俺が帰られへん日なん…。』

「うぅ…。ごめん…。」

申し訳無さそうにしているA。

俺が帰ってこれる日やったら、楽しんでおいでって言うてる(と思う、多分)。

Aを信じてないわけではなく、ただただ、心配なだけ。

『…なあ。』

「ん？」

『今さ、働いてるとこってさ、男もおるん？』

「んー、女性の方が多いけど…。少しはいるよ？」

『…まぁ、そりゃ居るわな。』

俺の言葉に頷きながら、そうだね、と答えるA。

『…なんか、話したりしてる？』

「同じ案件をやってる人とは話す、かなぁ…。」

『ふーん、そうなんや。』

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