146.そういうお年頃?知るかバカ ページ3
千「んー、今日は難しいと思うけどねぇ。」
横目で様子を伺うと
歩「そっか…」
あからさますぎる落ち込みよう。
千「花火する機会なんか何回でもあるっつーの!」
雨音に負けないよう声を大きめにして言う。
歩「うん…」
千「……そんじゃーね!!」
歩「あっ、千紗お姉さん!濡れちゃうよ!!」
また雨の中を走り出して工藤低へ向かった
ピンポーン
ピンポーンピンポーン
いつものように…じゃなくてもうクイズ番組の早押し並のスピードと連打でインターホンを鳴らす。
昴「うるさいですよ、私を老人だと思って…」
文句と共に扉の向こうから出てきた昴さんは私の姿を見て少し驚いた。
昴「ずぶ濡れじゃないですか…、早く入って下さい。」
千「あざーす!」
呆れ顔で迎え入れられる。…解せぬわ。
昴「とにかく貴女は風呂ですね。着替えは……どうしましょうかね、私の服で良いですか?」
千「別に何でもいいですよ。………っは!でもそれってもしかして彼シャ、ブウッフ!!」
昴「早く入ってきて下さい。」
言い切る前に顔面に飛んできた衣類。
え、冷たっ…雨に降られた時より断然心が寒いんだけど。
……まあいいやお風呂入って温まろ。大人しく衣類を片手に風呂場へ。
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千「あ"ーーったまる〜。」
そろそろ下着も乾くころでしょ、上がろ。バスタブから出て髪の毛の水分を絞りとると扉を開いた。
コ「わ"っ!!」ガタンッ
千「お"っ!?」
何故かそこには頭をおさえてしりもちをつくコナン君が。すぐさま脇にあるバスタオルを身に纏った。
千「オイオイ何やってんですか思春期ボーイ?覗きならもっと上手くやりなよ。」
コ「な…違ぇよ!!」
千「まあまあ恥ずかしるなって、そういう年頃だし…譲歩するって〜。」
コ「ノックしたからな!それに洗濯物取りに来ただけだっつーの!!」
千「とりあえず肋骨粉砕パンチな。」
コ「何も譲歩されてねぇだろ!!」
いやまあどうでもいいけど出てってくんない?そう思いながら洗濯機から下着を取り出す。
コ「そもそも何で俺ん家で風呂入っt」
千「今それ言わんくてもいいだろがいつまでここにいるつもりなんだよエロガキが!ケツ蹴り飛ばすぞゴラ!!」ゲシッ
コ「いやもう蹴り飛ばしてる!!」
脱衣場からコナン君を出して顔面を地面にこんばんはさせると扉を閉め私はさっさと着替えた。
……そういや花火の件どうなったんだろ。
147.え、今から!?→←145.実は石頭だったりするんだよね
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梗桔(プロフ) - とても面白いです。面白すぎて何度も読み返しています。更新を気長にお待ちしております。これからも頑張ってください!! (2021年5月31日 16時) (レス) id: 349cc19c1c (このIDを非表示/違反報告)
pino(プロフ) - イアデビルさん» 好評&コメントありがとうございました!(*^^*) (2020年5月21日 22時) (レス) id: 7816ba7c93 (このIDを非表示/違反報告)
pino(プロフ) - アイスあるさん» 好評ありがとうございます!とても嬉しいです(TT) (2020年5月21日 22時) (レス) id: 7816ba7c93 (このIDを非表示/違反報告)
pino(プロフ) - ぺんぎん☆さん» 言い合いには力をいれてます笑、コメントありがとうございました! (2020年5月21日 22時) (レス) id: 7816ba7c93 (このIDを非表示/違反報告)
pino(プロフ) - うたプリ大好き?さん» 嬉しいです!コメントありがとうございました! (2020年5月21日 22時) (レス) id: 7816ba7c93 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:pino | 作成日時:2019年8月9日 9時