【名探偵コナン】お前ら…私を巻き込むんじゃねェェェ！！！part4

156.波乱の予感！まあ今更なんだけどね。 ページ13

コ「あれ、千紗さん？」

千「…」


毛利探偵事務所前、少しボロついた格好のそいつに出くわした。なぁーにぃーが…


千「"あれ？"だ！！」

コ「いででででッ！！」


頬をつまみ上げると簡単に悲鳴があがる。


千「夜中に一人でふらつくなって母ちゃんに習わなかった！？つーか何その格好！地面ゴロゴロごっこでもやってたんか、スケボー持ってる意味ないでしょ！！」

コ「やってないよ！？」


携帯の電源も入れとけや！！


蘭「コナン君！千紗さん！」


頭上からの声に顔を向ける。こっちを覗きこんでいた蘭ちゃんはすぐに顔を引っ込めた。


千「コナンくん覚悟しなよ。君、多分めっちゃ怒られる。」

コ「……だろうな…」


ドタドタと妙に力の入った足音が私たちへ近づくのであった。







＿＿








＿＿＿＿








翌日。


千「ふあー…」


怒涛のルパンラッシュだった昨日。蘭ちゃん家の夕飯を食べたあと、自宅に帰って風呂入ってすぐ寝た。めっちゃ疲れたわ…サル顔、護衛人のガンマン、アイドルの相手…。
すでに一般人の枠から飛び出ているような気がする。(その通り)
コナン君は昨日、まさかのキッドに変装した"ルパン"を追っていたのだと言う。


千「ほんとこの世界どうなってんの…」


ぶつくさと文句をたれながなら身支度を整える。課題と…本と…かばんにいれてっと。
今日の予定は、午前は大学にちょっと寄ってその後ポアロで休憩挟みながら課題しよう。

頭の中で整理していると携帯がピリリ、となった。"園子ちゃん"……何だか…嫌な予感が…


千「もしもし？」

園『あっ、千紗さん？起きてて良かった〜！』

千「声デカッ…はぁ、ご機嫌ですねお嬢様？」


そう聞くとわかりやすく笑いはじめる。


園『ね、蘭からはもう聞いてるでしょ！？大人気イケメンアイドルの"エミリオ"！！なんとその有名人が泊まってるホテルがわかっちゃったの〜！』

千「エミリオ！？つか何でそんなんわかったの？」

園『ふふん、うちの情報網なめないでよ？』

千「こわッ！！」


鈴木財閥こわ！そして園子ちゃんの執念と行動力が恐ろしい！


園『てことで会いに行きましょーよ千紗さん！今日の午後から！』

千「はいィ！？いやいや行かないよ。」

園『それじゃそゆことで〜♪』

千「話を聞けェ！！」


私の叫びもむなしく、あっさり通話は切られた。……もう基本人の話聞かねぇ奴ばっかだなここ。


千「はぁ…ファンでもないのに…＿＿しかも昨日会ったっつーの！！」

157.礼儀がなってないぞオッサン探偵→←155.護衛人があのガンマンとか強すぎん？

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す