【名探偵コナン】お前ら…私を巻き込むんじゃねェェェ！！！part3

135.セールのある日は見逃すな ページ40

殴り飛ばされて床をズルズルと滑った。


灰「江戸川くん！」

コ「くッ…」

「ボク、大丈夫！？」

「子どもだぞ！何て酷いことするんだ！！」


近くにいた女の人が俺の上体を起こす。いってェな＿！！


「黙ってろ！！！」


刃物を見せつけられそれにより静かになった。


「ボク、血が…」

コ「大丈夫だよ、お姉さん…」


俺を心配する女性を宥めたと同時に、


「よし、金は全部詰めたぞ。」

「撤収だ。」

灰「放してよ！」

「おっとお嬢ちゃんにはまだ付き合ってもらうぜ、大人しくしてな！」


バッグを持った犯人二人に表情が強張る灰原。まずい、連れていかれる…！！そんなことさせねェ…



コ「させるかァ！！」



靴のダイヤルを回してベルトからサッカーボールを出す。
それを思いっきり蹴る＿＿！！


「う"あッ！！」

灰「っ」


つきつけていたナイフは宙を舞う。


「い"ってェェ！！」

「またかこのクソガキ！！今度は許さねぇ！！」

コ「ぐ、！！」


もう一人に胸ぐらを掴まれ宙ぶらりん、ギラリと光る刃物。


や、やべ＿＿


その時だった。



ガッシャアアアアアン！！！
明らかに商品棚がぶっ壊れる音と共に




千「特売セェェェェェル！！！！」




ものすんごい顔でカートを押しながら全速力でこっちに駆け出してくる千紗さんだった。


コ「な…！？」


何いってんの！？もうほぼヒステリック！！


「な、何だテメ」

千「お客様ァァァァ！！お届けものでぇぇぇぇす！！！」ｶﾞｼｬｱﾝ

コ「うおぉ！！」


俺を掴んでいた奴をカートで押し退けた。


千「まだまだァァァァ！！」

灰「千紗さん…！？」

「お、おいこっち来んな！！」

コ「千紗さんんんんんん」


もうほぼ暴走気味ぃぃぃぃ！！カート駄目！さっきの人、白目むいてぶっとんでるよ！！


千「へえいッ！！」ｶﾞｼｬｱﾝ

灰「きゃっ…！？」

「おごァッ！！！」


投げ出された灰原をキャッチ。


千「あっ、タイムセールの方が良かった？」

コ「どうでもいいわ！！」


人質たちも唖然と目の前の惨状を見つめていた。惨状の張本人は一息つくと灰原を下ろしてこっちを見た。


千「この単細胞め！！」

コ「いや特売セェェル！つってカートで突撃してきた人に言われたくないんだけど。」

千「ふっ…バカめ！私がどれほどのセール品の修羅場を越えてきたことか…！あんなナイフ一本の奴らよりよっぽどおばちゃん達のが怖いからな？よっぽど力あるかんな！！」

コ「何の話！？」

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