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129.デデドゥーン!!! ページ34

その時だった。
机の上に置かれているケータイが音を出した。コナン君のじゃん、着信来てますけど〜?


千「…"蘭"。」


蘭ちゃんからか…おうおうお熱いことで。しばらくすると留守電に切り替わった。


『ちょっと新一!?たまには電話出なさいよ!生きてるかどうかわからないじゃない!』


生きてるかどうかの確認だったの!?
そのあとも少し文句を言ったあと電話はきられた。静けさが戻ったあと私はそれを手に取り見つめる。


千「工藤新一…、あれとこれが同一人物とか笑える〜w まぁ、めんどくさいから何もつっこまないでおくけ」


ケータイ片手に笑って、ふと扉の方に目をやると


コ「…!!…!」

千「どっ…」


お茶の乗ったお盆両手にそれはもう顔面蒼白するコナン君が立っていた。


千「い、いやコナソ君…?これは違うんだよ!?」


コナソ君って誰なのか私にもわからないけどとりあえず弁明しようと手にしていたケータイを机にバシッと置いた。
それに何故かびくついたのかお盆が傾いてコップは地面に落下。


パリーン!

コ「あっ…」


コップはそのまま割れてシーン…と静まり返る空気。……なんだこの空気感は。


千「あー触るな触るな、ちりとり持ってきて。」

コ「あ…うん」


破片を拾おうとしたコナン君を止めてちりとりを取りに行かせた。


千「はぁ…チッ、」


掃除しにきたのに仕事増やしてるし、変な空気になるしマジで給料寄越せ。


千「…」


感づいてるっていうか、私がほんとのこと知ってんのバレたかな。


『千紗さんはさ、おかしいと思わないの?』

『…別に。』

『………そっか、』


まあ私が何か感づいたとしても


千「痛っ、」


コナン君が話さなきゃいい話。
今まで通り知らぬ存ぜぬを突き通せばそれで済む。


コ「指先から血が出てるよ!」

千「うぉお!」


がしっと手首を掴まれる。


千「いーから早く片そう。」

コ「いやでも…」

千「でもじゃない。」


血がにじんでいる指を口に含み、掃除を開始させた。



__




___







「「……」」


ああああ!!!何だこの空気は!!紅茶がまずくなるじゃん!!!不可抗力にも工藤新一=コナン君という事実を知ってしまった〜みたいな状況になって気まずい雰囲気になっている午後。

まずケータイ置いていくなよ馬鹿。


コ「千紗さん、」


神妙な面持ち。
…反対にこっちは優雅にお茶飲んでるけどね!!


コ「僕…、」


どうしてそんな思い詰める顔になるのか。

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pino(プロフ) - カノさまさん» 好評価&コメントありがとうございます!もっと面白さを増せるよう頑張ります! (2019年8月31日 22時) (レス) id: 7816ba7c93 (このIDを非表示/違反報告)
カノさま - 面白い作品ですなぁ… (2019年8月31日 21時) (レス) id: a6daf906d1 (このIDを非表示/違反報告)
pino(プロフ) - ののいろ系女子さん» ファン…!?好評価とコメントありがとうございます!楽しんで頂けて何よりです!(*^^*) (2019年7月13日 14時) (レス) id: 7816ba7c93 (このIDを非表示/違反報告)
ののいろ系女子 - 凄くおもしろかったです!もうファンです!至急好評価してきます! (2019年7月13日 11時) (レス) id: 8fb3eabd58 (このIDを非表示/違反報告)
pino(プロフ) - ミキさん» 好評ありがとうございます(TT)、これからももっと面白く出来るように努力します! (2019年7月9日 21時) (レス) id: 7816ba7c93 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:pino | 作成日時:2019年2月20日 0時

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