【名探偵コナン】お前ら…私を巻き込むんじゃねェェェ！！！part3

107.取り柄といえば顔と呼び名だけじゃん。 ページ12

昴「私は掃除して下さいと言ったんですよ。」


あ。


昴「なのにどうして本が散らかっているんですか…？」ｺﾞｺﾞｺﾞ

千「えっ、いやいやいや！違う違う！これは私が掃除しようとしたときにかくかくしかじかでこんな有り様になっただけ！！」

コ「これは成り行きで…！！」

昴「かくかくしかじかの部分を一番説明して欲しいんですが。」


焦りながら両手を振って説明する私とコナン君をよそに昴さんはハァ…とわざとらしくため息をついた。だがやがて眉を下げて微笑んだ。


昴「ふふ、最初から怒ってなんかいませんでしたよ。ほら、休憩にしましょう？」


そう言って昴さんはおぼんにのった紅茶やコーヒーを見せた。


千「…いや休憩ってまだ掃除させるんかい。」

コ「さっき怒ってないって言ったのn、」

昴「なんですか？」

千、コ「「何でもないです」」









千「それでさ、その写真の"工藤新一"のキメ顔が無性に癪に障ったんだよ。」

コ「ねえ、一応僕の親戚。」


クッキーをたべてさっきの出来事を昴さんに説明している。そしてコナン君にめちゃくちゃ睨まれる！！


千「新一ニイチャン大変だね…頭良くて容姿だって悪い訳じゃないのに呼び名だけ変なんですよ。」

コ「誰がポムズだ。」

昴「ﾝﾌﾞﾌｯ、…」

コ「え、今笑われた？」


向かいでコーヒーを飲んでいた昴さんが小さくむせる。


コ「昴さん笑ったよね？もしかしなくても今笑ったよね。」

昴「笑ってません。」ｷﾘｯ

コ「何がｷﾘｯだよ。清々しい程に嘘つくね。」


イラついてるコナン君を宥める私。


千「まあまあ。新一ニイチャン顔はイケメンな方じゃないの？」

コ「…そう、」


おいなにちょっと嬉しそうにしてんだ。さっきの気迫どこいった。


千「好きな人とかいないの？コナン君何か聞いてないの〜？」

コ「特には…」

千「使えねーな。」

コ「今何つった！？」


ティータイムに新一ニイチャンの話題で盛り上がる。


コ「ま…まぁ…好きな人は…い、いる…とは、聞いたケド…」

千「えっ！？蘭ちゃんに思わせぶりな態度を取り失踪からの待っていてくれという台詞を囁いといて他に好きな女がいるの！？………ただのゴミクズ野郎じゃん。」

コ「何故そうなる！？」


グワンッと首を回し抗議するコナン君。


千「取り柄といえば顔と呼び名だけだったのに、ポムズ性格までゴミ。」

コ「何なのその扱いは！！？つかさっきからよくも親戚の前でんなボロカスに言えるな！」

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