【名探偵コナン】お前ら…私を巻き込むんじゃねェェェ！！！part3

99.そうめんより私物の心配をしろよ ページ4

千「何でトイレ行きたい訳でもないのに帰宅途中に全力疾走しなきゃなんないの！？」

コ「今は追うことだけを考えてよ！盗られたの千紗さんなんだからね！」

千「誰が想像出来んの！？電車降りて、"ワオ☆引ったくりに合っちゃった！"なんて誰が想像出来た！？」


走っていると見慣れた道に入ったのが見えた。


千「ここ……ポアロの道…！」

コ「あ、安室さんだ！」


前を走っている窃盗野郎の奥に店前で掃除している金髪店員が見えた。


千「安室さんんんん！」

安「…！この声…千紗さん？」


金髪の頭がこちらを見た。


コ「そいつ引ったくりだよ！」


そう言われた時の安室さんの目つきが変わった。


「どけぇぇ！」


窃盗野郎は殴りかかろうとするがもちろん、


「ぅあっ…！？」


公安のエリートに敵うはずがなく背負い投げされた。


ﾄﾞｼｬｯ


コ「ハ…ハァ…、ハァ…ありがとう…安室さん…」

千「ハァ…、し、…しんど…ナイス投げ技…ありがとう…ゴリ…安室さん。」

安「今、言いかけましたよね完全に。ゴリ、まで言いましたよね。」


いい加減にしろよ本当に…私はどれだけ巻き込まれれば済むの！？


コ「警察には電話したから…もうすぐ来るよ。


随分とスムーズだね…。まあ事件遭遇率トップを誇る主人公なら当たり前か。
エコバッグを私に渡してくれるコナン君。


コ「無事で良かった………そうめん。」

千「心配するのそうめんかぃぃ！」


そうめんより重要な物あるでしょ！？財布とか！


コ「僕が追いかけてたのは全てそうめんの為だよ。」

千「お前の原動力そうめんだったの！？あんな必死こいて走ってたのに！？」


もう最近コナン君のキャラがよくわかんないよ！

警察の対応は安室さんがしてくれるようで店の中に入っていて下さいと言われた。









千「ああ〜これだよこれ！超うめぇ。」

コ「ビール飲んだ後のおっさんみたいな反応やめてよ…」


うっせぇわ！遠出してきたのにそのあと全力疾走なんて疲れるに決まってるだろ！


千「安室さん、ハムサンド一つ。あ、あと紅茶おかわりね。」

安「随分とお疲れですね…まあ駅から走ってきたらそうなりますよね。」

コ「そうめんを守れて良かったよ！」
. .
千「私の私物の心配をしろよ！！私の物の価値はそうめん以下か！？」


隣でコーヒーを優雅に嗜んでいるメガネの顔には悪気という言葉は微塵も感じられない。

………メガネ叩き割って良いかな。

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