120.一触即発 ページ25
千「何とかして開けるしかないか…。」
だけど机に鍵は無かったしあの段ボール類を調べる猶予は無いだろう。
千「あ、そうだ。」
ポン、と握り拳を手のひらに乗せる。
こうすれば良いじゃん。
千「よし…、___フン"ッッ!!!」バキャ
おー開いた開いた!力任せに引くと破壊音と共に隠し引き出しは開いた。
千「やっぱ何やかんやいって必要なのは腕力だよねー、事件を解決できる腕力があれば良いんだよ。」(?)
……オイ、誰が脳筋だ!!
そう呟きながら中を覗くと中には書類等が入っていた。どれどれ内容は…、
千「武器密輸…、その他いろんな売買がされてる……。」
まっ黒やないかい!とんでもねーもん見つけちゃったわ。
千「でもこれ確実に証拠にはなるよね?」
耳につけている装飾に手を添える。
千"赤井さん、コナン君!ガッツリ証拠発見した!"
コ"ほんと!?"
赤"…意外と早く見つかったんだな。"
千"わざわざ机の裏の壁に細工してたよ。あのハゲもバカじゃないんだね。」
コ"千紗さん、もうそこに用は無いから今すぐ出て来て!"
コナン君は早く私をここから出したいらしい、君は心配性なの?
するとブツッ、と突然通信機から嫌な音が聞こえた。
千「え?いやちょっと、…もしもーし。新手の嫌がらせですか〜〜?」
切れたんだけど。
…まあいっか、後はここから出るだけだし。
私はそのファイルを片手に立ち上がった。
千「よし!」
いざ、脱出だ!と扉を勢いよく開けた時だった。
__バンッ!!
「んぶァ!!」
千「お"!?」
扉が誰かに当たった。
「ぐううう…」
床に転がっていたのは店長のオッサンだった。__まずい
「………おまえ…そこで何をしてる…」
下から私を睨みつけるその目は鋭い。
…かたぎじゃねえ。
千「あ、お、おトイレを…、おトイレを探してて」
「その手に持ってるものはなんだ、」
千「これは…」
ぶるぶると手を震えさせながら私の手中にあるものを指さす。
「かえせっっ!!」
千「うわっ!」
小太り店長はこちらに飛びついてきたのでそれを避けて部屋を出た。
どうしたらいいの!?このまま逃げる?通信機も応答なし、ほんと役に立たねーなあの隈野郎!!
「貴様!誰に雇われた!?誰の手先だ!?」
ガッツリ警察だよ!!じりじりと後ずさる私に近づいてくる。ホラー映画じゃないんだから!
千「メガネ…、隈野郎…、あいつら絶対許さねえ、」
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pino(プロフ) - カノさまさん» 好評価&コメントありがとうございます!もっと面白さを増せるよう頑張ります! (2019年8月31日 22時) (レス) id: 7816ba7c93 (このIDを非表示/違反報告)
カノさま - 面白い作品ですなぁ… (2019年8月31日 21時) (レス) id: a6daf906d1 (このIDを非表示/違反報告)
pino(プロフ) - ののいろ系女子さん» ファン…!?好評価とコメントありがとうございます!楽しんで頂けて何よりです!(*^^*) (2019年7月13日 14時) (レス) id: 7816ba7c93 (このIDを非表示/違反報告)
ののいろ系女子 - 凄くおもしろかったです!もうファンです!至急好評価してきます! (2019年7月13日 11時) (レス) id: 8fb3eabd58 (このIDを非表示/違反報告)
pino(プロフ) - ミキさん» 好評ありがとうございます(TT)、これからももっと面白く出来るように努力します! (2019年7月9日 21時) (レス) id: 7816ba7c93 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:pino | 作成日時:2019年2月20日 0時