105.５億倍にして返す ページ9
爆「テメーは引っ込んでろ。」
敵と私の間を遮るように立った爆豪。
爆「何が被写体だこのクソ変態野郎！ブッ殺してやる…！！」
蛍「敵じゃなくてもうただの変態…。」
爆「その通りだわクソボケ！テメー敵名乗んのやめろやカス！」
焦「爆豪、"個性"は使うな。」
爆「まァだそんなことを！」
焦「"個性"を使わず奴を倒せ。……死なない程度にな。」
爆「まどろっこしい…！！だが…やってやんよ…」
一歩一歩どす黒い殺意を放って怯えてる変態に近づいていく爆豪。
爆「受けた借りはァ……５億倍にして返すゥ…！！！覚悟しろよこのクソヴィランがぁ…」
「ゴオクバイ、って…！？」
爆「死ねェェェェ！！！」
ﾊﾞｷ、ﾒｷｬ。
すごい音の後に断末魔。
蛍「…本当に死んだんじゃないの。」
焦「とりあえず警察だな。」
＿＿＿
＿＿＿＿
「"個性"を使わずよくやった、ありがとう！……にしても彼随分とボコボコにされてたけど。」
焦「クソ変態野郎なんで気をつけて下さい。俺の妹に手ェだそうとしたんで厳正な処分をお願いします。」
爆「ケッ、」
兄さんは警察官とまだ話してて、私達は離れた所でパトカーに運ばれていく敵を見ていた。
蛍「…」
ふと隣の彼の額に目がいく。
爆「…あ"？何見てんだカス。」
うっすらと血が滲んでいる額を見て私は彼の片手を掴む。
爆「あ"ぁ！？やんのかゴラ！！」
ポケットからそれらを出すと彼の掌へ置いた。
蛍「…今日は助かった。…じゃあ。」
それだけ言って私は踵を返し、ようやく帰路についた。
＿＿＿
＿＿＿＿＿
焦「おい爆豪。蛍は？」
爆「失せた。」
焦「…置いていかれた。………爆豪、おまえ絆創膏なんか持ってたのか？用意いいな。つかやけに女々しいハンカチ…。」
爆「俺んじゃねぇわ舐めプ！！さっさと失せろ！！」
焦「おお、じゃあな。」
＿＿
＿＿＿
焦「蛍！」
振り返ると後ろから兄さんが走ってきた。
焦「大丈夫か！？」
と急に心配される。
蛍「…何に対しての？」
焦「おまえまで巻き込んで悪かった…。俺も一発殴ってやったら良かった。それより大丈夫なのか？あの変態野郎から精神的苦痛を受けたんじゃ…」
蛍「…問題ない。」
ふと兄を見るとこっちの額も少し赤くなっていた。
蛍「…兄さん、ここ。赤くなってるよ。」
焦「ああ…、さっきのか。」
絆創膏を渡すと少し目を丸くした。
焦「蛍…、ありがとな。」ｼﾞｰﾝ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 285人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
pino(プロフ) - 紗菜見さん» 本当ですか！？感動してもらえてすごく嬉しいです…！！コメントありがとうございました！ (2019年8月18日 18時) (
レス) id: 959de6d87f (このIDを非表示/違反報告)
紗菜見 - この小説めっちゃ感動できる！！！(TДT)更新頑張ってください！ (2019年8月18日 15時) (レス) id: 60662f9996 (このIDを非表示/違反報告)
pino(プロフ) - イマツギさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！(TT)全力で頑張ります！！ (2019年8月18日 8時) (レス) id: 7816ba7c93 (このIDを非表示/違反報告)
イマツギ(プロフ) - 早く続きが見たいですね!!更新頑張ってくださいm(_ _)m (2019年8月18日 2時) (レス) id: 55b7647faa (このIDを非表示/違反報告)
pino(プロフ) - こころさん» コメントありがとうございます！更新がんばりますね…！(^-^) (2019年8月1日 19時) (レス) id: 7816ba7c93 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：pino | 作成日時：2019年5月15日 15時
