102.あの人の笑顔は ページ6
※一部ドラマCDを含みます。
特徴的な白い髪。
相「何だ、あいつ見舞いに行ってるのか。」
蛍「…休日には必ず行ってますよ。」
その光景を見ながら先生に言葉を返す。
……変わったな。
昔みたいにやつれてない、辛そうじゃない、周囲に傷つける存在もいない。
…何より
＿＿＿笑っている。
笑顔で話す兄を見て母は楽しそうに笑っていた。
〜相澤side〜
相「おまえは行かなくていいのか、母親に会いに来たんじゃないのか。」
ガラス越しから母と兄を見るそいつの表情は相変わらず兄妹揃って読みにくい。
蛍「そうだ…、」
中庭の母子は楽しそうに笑っている。
蛍「あの人は、あんな風に……静かに、綺麗に笑う人だった。」
それを見ていた轟は突然そう言った。
…こいつは、なんつー顔してんだ。
いろんな感情が混ざったみてぇな、それを押し殺したような、そんな無表情な顔。
「轟さん、轟さん〜！」
受付の方から女性の呼ぶ声がした。
蛍「………会う必要はないので。」
相「何でそう思う。」
轟は席を立った。
蛍「その方が"合理的"だからですよ。＿＿お大事に。」
こちらに背を向けて去っていくあいつはこれ以上踏み込んでくるな、とも言っているように見えた。
＿＿
＿＿＿＿
〜蛍side〜
病院の手続きってやつは結構手間がかかるものなんだ…、時間とった。
蛍「…」
"ふふふ、"
笑いかたは、昔から変わってないんだな。
お昼過ぎに帰路についていた時だった。
「＿＿〜！！＿＿、！」
…誰かが口論しているような、そんな声が微かに聞こえた。
無視して帰ろうとも思ったけど、少し…気になった。
少しだけ、見て帰ろう。
ただの喧嘩だったらそれでいい、…耳を頼りにその音源へ歩いていった。
「くっそがァ〜！！」
「チッ…！」
建物の一角を曲がりそこに広がっていた光景は。
蛍「兄さん……？…爆豪も、」
焦「蛍！！？」
何で爆豪と兄さんが抱き合うように寄り添ってるんだろう。
焦「ち、違うぞ蛍！これは違うぞ！！」
爆「テメェ今んなこと気にしてる場合じゃねェだろが！！」
蛍「何が…、とりあえず離れなよ。」
いや…、"離れられない"の？
「どうも、こんにちは。」
蛍「！？」
パシ、と後ろから腕を掴まれる。
「貴方は雄英体育祭で同率１位をとった轟 蛍さんですよね？」
蛍「手を放し、！？」
振り払えない…！
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pino(プロフ) - 紗菜見さん» 本当ですか！？感動してもらえてすごく嬉しいです…！！コメントありがとうございました！ (2019年8月18日 18時) (
レス) id: 959de6d87f (このIDを非表示/違反報告)
紗菜見 - この小説めっちゃ感動できる！！！(TДT)更新頑張ってください！ (2019年8月18日 15時) (レス) id: 60662f9996 (このIDを非表示/違反報告)
pino(プロフ) - イマツギさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！(TT)全力で頑張ります！！ (2019年8月18日 8時) (レス) id: 7816ba7c93 (このIDを非表示/違反報告)
イマツギ(プロフ) - 早く続きが見たいですね!!更新頑張ってくださいm(_ _)m (2019年8月18日 2時) (レス) id: 55b7647faa (このIDを非表示/違反報告)
pino(プロフ) - こころさん» コメントありがとうございます！更新がんばりますね…！(^-^) (2019年8月1日 19時) (レス) id: 7816ba7c93 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：pino | 作成日時：2019年5月15日 15時
