127.断たれた手 ページ31
〜緑谷side〜
蛍「まさか…本当に助けにきたの！？」
切「はは！ここにいるのが証拠だろ！」
彼女の表情は困惑に満ちていて
蛍「なんて危ないことをっ…、っバカだよ…！」
そして眉を八の字にして苦しそうにそう訴えた。彼女の優しさが少しずつ伝わってくる中で問題が発生した。
蛍「爆豪！！私を放して！！」
やっと掴んだ、やっと掴めたのに。僕に散々言っていたのに、彼女は他を助ける為に自己を犠牲にしようとしてた。
緑「ダメだ！！！！」
そんな事は出来ない！轟くんがどれだけ君が帰ってくるのを待ち望んでいるか、どれだけ心配しているか。
蛍「っどうして…！」
オールフォーワンと何があったのか、ただ彼女の心境が混乱しているのはわかった。自分を見捨てない僕に彼女は
＿＿泣きそうな顔をしていたんだ。
爆「オイ頭まで洗脳されちまったのかアホ女ァ！！！」
かっちゃんが渇をいれた時だった、それは突然現れた。
＿ﾊﾞﾁﾊﾞﾁﾊﾞﾁ！！
まるで空間に裂け目でも入ったかのようだった。それに驚くも黒い闇の裂け目から、人の手が出て来て
蛍「っ！！」GRAP
彼女の足首をがっつり掴む。やばい＿＿！！
切「っな！？」
反動で僕らもそっちに引っ張られる。
蛍「行って…！！！」
爆「っ！！？」
見た時には遅かった。轟さんの半身はもう謎の裂け目に引きずりこまれてて唯一かっちゃんと繋いでる手は＿＿
緑「っあ！？」
彼女自身が＿＿＿自ら手を放した。そしてまた、あの時と同じく忽然とそこから姿を消した。
＿＿
＿＿＿＿
〜蛍side〜
"蛍はどんなヒーローになりたいの？"
誰もが持つ理想の"ヒーロー像"。
自分が"こうなりたい姿"。
＿＿ある人は勝って救けるヒーローに。
＿＿ある人は救けて勝つヒーローに。
＿＿ある人は両親を支えるヒーローに。
＿＿ある人はその名に恥じぬヒーローに。
＿＿またある人は……何者でもない自分らしいヒーローに。
私は……いったい、どんなヒーローになりたかったのか。
そんなことも忘れてしまった。
蛍「っう…」
目をあけると、そこはまた知らない場所。
コンクリートの柱が連なっていてどこかの廃ビルだろうか。私は椅子に座って両腕を手錠で拘束されてた。
「よォ、起きたか？」
蛍「！」
暗闇から出てきたのは知らない男。…敵だ。
「全く…敵連合もこんなガキを逃すなんてな。」
嘲笑しながらそいつは私を見下ろした。
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pino(プロフ) - 紗菜見さん» 本当ですか！？感動してもらえてすごく嬉しいです…！！コメントありがとうございました！ (2019年8月18日 18時) (
レス) id: 959de6d87f (このIDを非表示/違反報告)
紗菜見 - この小説めっちゃ感動できる！！！(TДT)更新頑張ってください！ (2019年8月18日 15時) (レス) id: 60662f9996 (このIDを非表示/違反報告)
pino(プロフ) - イマツギさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！(TT)全力で頑張ります！！ (2019年8月18日 8時) (レス) id: 7816ba7c93 (このIDを非表示/違反報告)
イマツギ(プロフ) - 早く続きが見たいですね!!更新頑張ってくださいm(_ _)m (2019年8月18日 2時) (レス) id: 55b7647faa (このIDを非表示/違反報告)
pino(プロフ) - こころさん» コメントありがとうございます！更新がんばりますね…！(^-^) (2019年8月1日 19時) (レス) id: 7816ba7c93 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：pino | 作成日時：2019年5月15日 15時
