112.死ぬほどキツい訓練 ページ16
蛍「…兄さん、寝癖。」
焦「…おお。……おまえもここはねてんぞ。」
上「そこ〜…朝からイチャつくな〜…。」
相澤先生は体力テストの時にしたボール投げを爆豪に再度やれと指示する。
瀬「おお！成長具合か！」
切「いったれバクゴー！」
爆豪はそのまま勢いよくボールを投げる。結果は＿＿…
相「709.6メートル。」
ざわつく周囲に先生はそのまま話し出した。私達は確かに成長したけど、それはあくまで精神面や技術面と多少の体力面。
相「"個性"そのものは今見た通りでそこまで成長していない＿＿だから…」
相澤先生は悪い笑みをうかべる。
相「今日から君らの"個性"を伸ばす。死ぬほどキツいが、くれぐれも死なないように…＿＿。」
＿＿
＿＿＿
蛍「ッハ、ハァ…！」
ドラム缶の中に入りながら氷結と炎熱を交互に放出し、湯の温度を一定に保つ。森のあちらこちらから雄叫びや叫び声が聞こえてくる……確かに死ぬほどキツい。
蛍「次…」ｻﾞﾊﾞｧ
ここまでは兄さんと同じ特訓内容。
だけど私にはもうひとつ指示されていることがある。
少し離れた場所にある複数の並べられているドラム缶、私は深呼吸をして一気に"蒼炎"を放出した。
蛍「ッ！」foosh
このドラム缶達の中にある水を均等に蒸発させて減らしていく。攻撃範囲を広げることとより遠くへも強い威力の炎が出せるようにするための試み。
蛍「ッッ…」ｼﾞｭ
"蒼炎"は使いすぎると火傷を負う。……持続力を高める試みでもある。ドラム缶へ近づき水かさがどうなっているかを確かめると
蛍「…やっぱり外側に置いてあるのは減りが遅い……、ここまであんまり炎が届いてないんだ。」
流れる汗を拭い、私は最初の行程へ戻りこれをずっと繰り返す。
まだまだ特訓は終わらない＿＿。
＿＿
＿＿＿
麗「う〜…訓練後にカレー作り…」
皆疲れているようで覇気が無い。
瀬「バクゴー、おまえ爆破で火とかつけられねェ？」
爆「つけれるわクソが！」BOM
可哀想なお釜。
蛍「いいよ爆豪…私がやる。」
爆「てめ蛍…、俺は邪魔ってか！？」
無視して私は左手から炎を薪にうつす。
芦「轟〜！こっちにも火ぃ頂戴！」
八「皆さん！他人にばかり手を煩わせてはいけませんよ！」
焦「いや…いいよ。」
ちょうど兄さんが隣へ来て私と同じように火をつけた。
芦「燃やしつくせー！」
麗「つくしたらあかんよ〜」
焦「…」
その横顔は微かに笑っていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 285人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
pino(プロフ) - 紗菜見さん» 本当ですか！？感動してもらえてすごく嬉しいです…！！コメントありがとうございました！ (2019年8月18日 18時) (
レス) id: 959de6d87f (このIDを非表示/違反報告)
紗菜見 - この小説めっちゃ感動できる！！！(TДT)更新頑張ってください！ (2019年8月18日 15時) (レス) id: 60662f9996 (このIDを非表示/違反報告)
pino(プロフ) - イマツギさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！(TT)全力で頑張ります！！ (2019年8月18日 8時) (レス) id: 7816ba7c93 (このIDを非表示/違反報告)
イマツギ(プロフ) - 早く続きが見たいですね!!更新頑張ってくださいm(_ _)m (2019年8月18日 2時) (レス) id: 55b7647faa (このIDを非表示/違反報告)
pino(プロフ) - こころさん» コメントありがとうございます！更新がんばりますね…！(^-^) (2019年8月1日 19時) (レス) id: 7816ba7c93 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：pino | 作成日時：2019年5月15日 15時
