108.魔獣の森 ページ12
〜緑谷side〜
蛍「甘くて弱くて惨めだった私を想起させるからだ。」
ようやく納得したかのように、苛ついたようにそう言った轟さん。
焦「蛍！そんな言い方は」
轟くんが言い返そうとした時だった。
＿ドォン！
蛍、焦「！？」
緑「え！？」
地面がグニャリと曲がる。
相「悪いね諸君、合宿はもう始まってる。」
その言葉と相澤先生の笑みが視界に映ったかと思えば今度は体が持ち上げられる。
「「うわあああ！！」」
緑「えっ、なッ、ええ！？」
地面が盛り上がって僕らは宙に放り出された。
峰「落ちるうううう！！」
もちろん僕らはそのまま下の森へ落ちていく。フ、フルカウ
緑「ルッ！？」ｸﾞｲｯ
蛍「…」ﾊﾟｷﾊﾟｷ
冷気と共に僕の首根っこを引っ張ったのは轟さんだった。みんなが落ちていく中、轟さんは氷を滑って華麗に着地した。
緑「あ、ありがとう轟さん…助かった…」
焦「蛍！大丈夫か！？」
轟くんも同じように氷で滑ってきた。
蛍「平気。」ﾊﾟｷﾊﾟｷ
轟さんは後から落ちてきた何人かを形成した氷で滑らせて着地させる。
切「助かったぜ、蛍…、」
峰「と、トイレ…」
「ここ私らの私有地だから"個性"の使用はオッケー！施設はこの先にあるから自分たちで歩いておいで〜！！この…」
「"魔獣の森"を抜けて！」
魔獣の……森？
〜蛍side〜
スカートの土埃をはたきながら上を見上げた。
蛍「…土を操る"個性"。」
峰「トイレトイレーッ！！」
ふと、峰田が急いで森へ入る。
蛍「！」
その先には…
「グルル…」
峰「ふぇ？」
上、瀬「マジュウだァー！！」
口「静まりなさい獣よ、下がるのです！」
それでもその大きな獣は前足を振り上げた。
口田の"個性"が効いていない。その瞬間、私を含め何人かが飛び出した。
蛍「…」foosh！！
緑谷、爆豪、飯田、兄さん。
＿＿ズガァァン！
緑「大丈夫！？峰田くん！」
峰「ななななんだよアレぇぇ！！」
葉「あんなのいるの！？」
八「"もう合宿は始まっている"…。そういう事でしたのね。」
飯「さすがは雄英…！！」
騒然とするＡ組。
爆「ケッ、何が来ようがぶっ潰しゃあいい話だろが！俺は先に行く。」
蛍「…やめた方がいい。この先、きっと今の獣がうじゃうじゃいる。散らばって戦うよりも力を集約して、全員固まって応戦した方が良い。」
そう言うと前を歩いていた爆豪はイラついたように私に顔を近づけ睨みつけた。
109.周囲への警戒はしっかりと。→←107.想起させるから
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pino(プロフ) - 紗菜見さん» 本当ですか！？感動してもらえてすごく嬉しいです…！！コメントありがとうございました！ (2019年8月18日 18時) (
レス) id: 959de6d87f (このIDを非表示/違反報告)
紗菜見 - この小説めっちゃ感動できる！！！(TДT)更新頑張ってください！ (2019年8月18日 15時) (レス) id: 60662f9996 (このIDを非表示/違反報告)
pino(プロフ) - イマツギさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！(TT)全力で頑張ります！！ (2019年8月18日 8時) (レス) id: 7816ba7c93 (このIDを非表示/違反報告)
イマツギ(プロフ) - 早く続きが見たいですね!!更新頑張ってくださいm(_ _)m (2019年8月18日 2時) (レス) id: 55b7647faa (このIDを非表示/違反報告)
pino(プロフ) - こころさん» コメントありがとうございます！更新がんばりますね…！(^-^) (2019年8月1日 19時) (レス) id: 7816ba7c93 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：pino | 作成日時：2019年5月15日 15時
