52."最高傑作"と"義務" ページ5
爆「テメェ虚仮にすんのも大概にしろよ！」BOOM
いまだ左側を使わない兄さんに爆豪はきれている。
爆「ぶっ殺すぞ！！俺が取んのは完膚なきまでの一位なんだよ！舐めプのクソカスに勝って上がっても取れねんだよ！デクより上に行かねえと意味ねえんだよ！！」
準決勝戦でここまで熱くなれるなんてね…彼はよっぽどの完全勝利が欲しいらしい。
爆「勝つつもりもねぇなら俺の前に立つな！！何でここに立っとんだクソが！！！」
BOOM！！
〜焦凍side〜
悪ィ爆豪
緑谷と戦ってから自分がどうするべきか、自分が正しいのかどうか
"あの時あの一瞬、お前を忘れた"
わかんなくなっちまってんだ。
緑「負けるな頑張れ！！！！」
焦「…っ！！」
大技を繰り出そうとしている目前の爆豪。
ボッと半身から炎を出す。
だけど＿＿、
焦「…」ｼｭｳ
BOOOM！！！！
〜蛍side〜
《麗日戦で見せた特大火力に勢いと回転を加えまさに人間榴弾！！轟は緑谷戦での超爆風を撃たなかったようだが果たして…！！》
爆豪の勝ち、決勝戦では彼が相手か。
爆「ふざけんなよ！！」
そんな怒号を背に踵を返して私は歩きはじめた。
誰も通らない廊下で一人、壁に背を預けしゃがんでいた。
蛍「…」
よし……いい感じだ。
集中力、体の調子、"個性"の調整も悪くなかった。
もう少しでステージの整備も終わるだろう。
エ「いよいよお前の力を魅せる時が来たな、蛍。」
…全く…、なんでいちいち私に話しかけてくるんだろう。下らないことを言ってるのはどっちだって話。
目だけを動かして今、喋っている人物の姿を視界に入れた。
エ「醜態を見せてくれるなよ、蛍。」
ゆらゆらと揺れている炎から黙って冷えきった目を何もない目の前の地面に移した。
蛍「放っておいて。」
エ「お前はいつもそれだな。第一種目でも第二種目でも合格ラインに入れる程度に手を抜いていただろう？」
ハァ…とため息をつかれる始末。この人とは話すこと自体が無駄な行為。
もう行かないと…
光がもれるステージに向かって歩く。
エ「お前達は"最高傑作"。No.1オールマイトを越えるためにお前はここにいるんだぞ！お前にはその"義務"がある、いい加減自覚しろ！」
それしか言えないのか。
自分でもわかるぐらい体内が冷えきっていくのを感じる。
いいや父親の事なんてどうでもいい。
＿＿目の前の目的に集中しろ。
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pino(プロフ) - 桜さん» エンデヴァーって絶対親バカだと思うんですよね…笑 (2019年7月3日 20時) (
レス) id: 7816ba7c93 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - エンデバーw親バカw (2019年7月3日 20時) (レス) id: 7bef5e0dd1 (このIDを非表示/違反報告)
pino(プロフ) - 美加代さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！(TT)頑張ります！ (2019年5月6日 8時) (レス) id: 7816ba7c93 (このIDを非表示/違反報告)
美加代 - めっちゃ面白いです！もう毎日更新楽しみに待ってます！これからも応援してます！頑張って下さい！ (2019年5月6日 6時) (レス) id: 3ef79b5796 (このIDを非表示/違反報告)
pino(プロフ) - 南風さん» 漢字難しい…！コメントありがとうございます！更新頑張ります！！ (2019年4月21日 19時) (レス) id: 7816ba7c93 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：pino | 作成日時：2019年3月15日 16時
