83.甘い考えにすがっているから ページ36
轟さんは今までの無表情とは反対に凍てついた目をして僕を見ていた。
そして授業の一環としての訓練だったはずが僕たちの戦いはエスカレートしていった。
蛍「くっ…！」
smash！
蛍「元に戻る？不可能だよ。」
〜蛍side〜
外野の人たちが異変に気づいて少し騒ぎ始めた。
緑「轟くんは君を信じてる！！」
必死に私に訴えかける緑谷。
"きっとかあさんはすぐ帰ってきてくれる"
"きっとお兄ちゃんはずっと側にいてくれる"
蛍「弱い者はすぐに何かを信じようとする！！」
緑谷の攻撃による風圧によって少し後ろによろける。目の前にいる人を睨む。
緑「弱くなんかない！轟くんは…！！」
蛍「"きっと元に戻れる"、"きっと帰ってきてくれる"＿＿＿＿そんな甘い考えを信じているから弱くなる。そんなものにすがっているから強くなれない！」
兄さんは確かに変わった。でも…
そんな考えをしてるなら弱くなったとしか考えられない。
蛍「そんな無意味なものは私のように早くに切り捨てるべきだよ。何度も言うけど緑谷出久、貴方には関係の無いことだよ！」
炎熱を出して牽制。
緑「関係ないわけない！僕は…今の君を放っておくことなんか出来ない！」
蛍「鬱陶しい…！ｹﾞﾎｯ、何で…そこまでして…、」ﾊﾟｷﾊﾟｷﾊﾟｷ
ｻﾞｻﾞｻﾞ＿…ｻﾞｻﾞ……
頭の中にノイズがはしる。
"いやだよ…かあさん…、"
緑「関係なくなんか…ない！！」
ｻﾞｻﾞｻﾞ＿…ｻﾞｻﾞ……
"どんな姿形でも関係ないよ"
ｻﾞｻﾞｻﾞ＿…
"いいのよ…お前は…"
…もういい……、やめて。
眉間にしわが寄るのを感じる。
緑「君は…、友達だ…！！！」
蛍「…」
はぁ…とため息をつく。
蛍「…お人好しもここまでくると愚かだよ。」
私は右手を開いて長細い氷をﾊﾟｷﾊﾟｷ…と作る。
蛍「…。」ﾊﾟｷﾊﾟｷﾊﾟｷ！！
勢いよく右足から氷を出して近づく向こうもとっさに反撃してくるけどギリギリで避けて右手に持っている氷槍を降り下ろす。
緑「っっ！！」
避けるのに気をとられたすきに蹴り飛ばす。
緑「ぎゃっ！！」
倒れた＿＿！！
とどめをさせる…！
飛びつこうとした時だった。
ｷﾞｭﾙｯ！
蛍「っ！」ｷﾞｷﾞｯ
緑「！？」
緑谷の顔に手が触れるという所で私は身動き出来なくなった。
蛍「…何のつもりですか。＿＿相澤先生。」
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pino(プロフ) - 桜さん» エンデヴァーって絶対親バカだと思うんですよね…笑 (2019年7月3日 20時) (
レス) id: 7816ba7c93 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - エンデバーw親バカw (2019年7月3日 20時) (レス) id: 7bef5e0dd1 (このIDを非表示/違反報告)
pino(プロフ) - 美加代さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！(TT)頑張ります！ (2019年5月6日 8時) (レス) id: 7816ba7c93 (このIDを非表示/違反報告)
美加代 - めっちゃ面白いです！もう毎日更新楽しみに待ってます！これからも応援してます！頑張って下さい！ (2019年5月6日 6時) (レス) id: 3ef79b5796 (このIDを非表示/違反報告)
pino(プロフ) - 南風さん» 漢字難しい…！コメントありがとうございます！更新頑張ります！！ (2019年4月21日 19時) (レス) id: 7816ba7c93 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：pino | 作成日時：2019年3月15日 16時
