82.何の役にも立たない ページ35
緑「っそういう、んじゃなくて…！」
私の攻撃を避けながら喋る緑谷。
余裕は無さそうなのに口を動かす彼、そんな様子を見るとこっちもイラついてくる。
ﾊﾟｷﾊﾟｷ…！
避けながら追尾してる氷を殴り砕く。
緑「そこまで"強さ"に拘る必要ってあるのかなって…、強くなる事は大事だよ！でも…今の君は…ただ孤独に力だけを求めて走ってるだけのように見えるんだ。」
蛍「失礼だね、ちゃんと計画性もあるしこれでもヒーロー志望。それに例えそうだとしても貴方には関係の無い話。」ﾎﾞｵｯ
体の霜を溶かして体温調節。
離れて見ている外野達に会話は聞こえていないらしい。
緑「轟さんは自分から独りになってる！体育祭までの轟くんと一緒だよ…！自分を否定して自分で自分を苦しめてる！」
蛍「貴方に私の何がわかるの？」
緑「わからないよ！でも…悲しんでるのはわかる！」
蛍「何を根拠に？」
戦いながら冷たく彼を見つめ問う。
緑「君が…、時折すごく悲しそうな目をするから。」
蛍「は？」
私が…悲しそう？
ますます意味がわからない。
蛍「緑谷…一体何がしたいの？」
彼の言葉は私には届かない。
蛍「…兄さんといい緑谷といい…"無意味"なことをするのはやめた方がいい。」foosh！
炎熱を出しながら私は顔をしかめながら彼にそう言った。
緑「ッ！…轟くんはずっと後悔してる！君にしてしまったこと！だから今、君と向き合おうと頑張ってるんだ！！」
蛍「うるさいな…！理解できない…！」ﾊﾟｷﾊﾟｷﾊﾟｷ
しつこい彼に苛立つ私。
こちらに向かって走ってくるが目の前に氷を出す。
緑「轟くんは…！！君を大事に思ってる！また元に戻りたいって…今度は俺が助けるんだって！！」
バキン！と砕かれて目の前に緑谷が出てくる。
＿＿＿元に、戻る…？
"ずーっと一緒だよ！"
緑「ガッ！！」
その頬を思いきり殴り飛ばす。
ｶﾞﾗｶﾞﾗ…と氷が床に落ちる音。
蛍「＿＿そんなものは何の役にも立たない。」
〜緑谷side〜
「＿＿そんなものは何の役にも立たない。」
轟さんはとても冷徹な目で僕を見下ろしていた。
蛍「いい加減にしてよ緑谷……これ以上私をイライラさせないで。」
緑「ッ…」
轟さんは体育祭前の轟くんと同じだ。
彼女もまた何かに苦しんでる。
麗「な、何か二人とも攻撃が過激になっとらん？」
芦「こわー…」
飯「何か喋ってるようだが。」
耳「アレ大丈夫なの？」
83.甘い考えにすがっているから→←81.訓練開始、緑谷 対 蛍
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pino(プロフ) - 桜さん» エンデヴァーって絶対親バカだと思うんですよね…笑 (2019年7月3日 20時) (
レス) id: 7816ba7c93 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - エンデバーw親バカw (2019年7月3日 20時) (レス) id: 7bef5e0dd1 (このIDを非表示/違反報告)
pino(プロフ) - 美加代さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！(TT)頑張ります！ (2019年5月6日 8時) (レス) id: 7816ba7c93 (このIDを非表示/違反報告)
美加代 - めっちゃ面白いです！もう毎日更新楽しみに待ってます！これからも応援してます！頑張って下さい！ (2019年5月6日 6時) (レス) id: 3ef79b5796 (このIDを非表示/違反報告)
pino(プロフ) - 南風さん» 漢字難しい…！コメントありがとうございます！更新頑張ります！！ (2019年4月21日 19時) (レス) id: 7816ba7c93 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：pino | 作成日時：2019年3月15日 16時
