79.爆豪と昼食 ページ32
相「ま、訓練相手はこっちで決めとく。」
上「一対一とか体育祭みてーだな！」
耳「でも確かに近接攻撃とか体術とかちょっとはかじってた方が良いよね。」
今日の午後か…。
焦「蛍、あんまり無理すんじゃねぇぞ。」
蛍「…」
……本当よく喋るようになった。
飯「む！？蛍くんがいないぞ！」
麗「ああっ！？ほんとだぁぁ…逃げられた…」
緑「ハハハ、いつもお昼は三人の誰かが引っ張って連れてくるもんね…。」
焦「あいつたまに食べねぇときあるからな。」
ハァ…いつもあのグループに引っ張っていかれるけど元々一緒に食べる気なんてない。
校舎近くのとあるベンチ。
人気がなく休憩スペースのようになっていて自販機もおいてある。
蛍「…お金どこから出てくるのかな。」
お茶を木の机に置いてボーッとする。
ここ誰も来ないし……静かだし風が気持ちいい…気に入った。
爆「あ？」
…前言撤回、"誰か"は来る。
爆「オイ…何でテメェがここにいんだァ！？」
前言撤回、静かじゃない。
蛍「…貴方はここに何度も来てるの。」
爆「初めてだわボケ！！」
初めてでよくそんなに怒鳴れるね。
彼をジッと見てると右手にコンビニの袋を提げている。…昼食とる場所探してたのか。
蛍「…座ったら？」
爆「アァ！？ほっとけや座るわ！！」
ずかずかと歩いてきて向かい合って座った。……座るんだ。
寝ようかな……しばらくして顔を伏せようとしたときだった。
爆「……オイ」
蛍「…」
話しかけてきた、どこかへ行けとでも言われるのかな。
爆「テメェ何も食わねぇのか。」
蛍「…お腹すいてない。」
爆「あ！？ふざっけんなそれで午後の訓練受けるつもりか！！俺と当たってなめた戦いすんのかゴラァ！！」
大人しく食堂に行った方が良かったかもしれない。
爆「…オラ。」
蛍「…」
目の前に差し出されたシャケおにぎり。
爆「なに見てんださっさと受けとれや！！」
蛍「…いやいらな、」
爆「あぁ！！？」
蛍「…」
横暴な行為に顔をしかめる。
蛍「…頂く。」
爆「最初っからそうしてりゃいんだよ。」
ガブッとサンドイッチにかぶりつく爆豪。
私も袋を裂いておにぎりを食べ始める。
しばらくそうやってどちらも黙って口を動かしているとまた向こうから話しかけられた。
爆「お前は何でヒーロー目指してんだ。」
蛍「…急になに。」
本当に唐突。
爆「あ？何でもいいだろ、さっさと答えろや。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 217人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
pino(プロフ) - 桜さん» エンデヴァーって絶対親バカだと思うんですよね…笑 (2019年7月3日 20時) (
レス) id: 7816ba7c93 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - エンデバーw親バカw (2019年7月3日 20時) (レス) id: 7bef5e0dd1 (このIDを非表示/違反報告)
pino(プロフ) - 美加代さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！(TT)頑張ります！ (2019年5月6日 8時) (レス) id: 7816ba7c93 (このIDを非表示/違反報告)
美加代 - めっちゃ面白いです！もう毎日更新楽しみに待ってます！これからも応援してます！頑張って下さい！ (2019年5月6日 6時) (レス) id: 3ef79b5796 (このIDを非表示/違反報告)
pino(プロフ) - 南風さん» 漢字難しい…！コメントありがとうございます！更新頑張ります！！ (2019年4月21日 19時) (レス) id: 7816ba7c93 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：pino | 作成日時：2019年3月15日 16時
