77.処分と功績 ページ30
「掛けたままで結構だワン。」
"ワン"…
「君たちがヒーロー殺しを仕留めた雄英生徒だワンね。」
署長がわざわざ何の用だろう。
「ヒーロー殺しだが…火傷に骨折と中々の重傷で現在治療中だワン。」
超常黎明期…警察は統率と規格を重要視し"個性"を"武"にもちいない事とした。
しばらくそんなような事を話した。
つまりこの人…この犬が言いたいのは…
「資格未取得者が保護管理者の指示なく"個性"で危害を加えたこと。例え相手がヒーロー殺しであろうとも＿＿これは立派な"規則違反"だワン。」
ということらしい。
「君たち四名及びプロヒーロー、エンデヴァー、マニュアル、グラントリノ。この六名には厳正な処分が下されなければならない。」
腕を組んで壁にもたれかかって私は話を聞いていた。そこで動いたのは兄さん。
焦「待って下さいよ。」
飯「轟くん…」
納得いかないみたいだった。
焦「飯田が動いてなきゃネイティヴさんが殺されてた、緑谷が来なけりゃ二人は殺されてた。誰もヒーロー殺しの出現に気づいてなかったんですよ。」
焦「規則守って見殺しにするべきだったって！？」
緑「ちょちょちょ、」
「結果オーライであれば規則などウヤムヤで良いと？」
…最もだね。
焦「＿＿…人をっ…救けるのがヒーローの仕事だろ！」
「だから…君は"卵"だ、まったく…良い教育をしてるワンね。雄英も…エンデヴァーも。」
最後の言葉に反応する兄さん。
焦「この犬っ＿＿！」
飯「やめたまえ、最もな話だ！」
すると面構…さんは以上が警察としての意見だと言った。そして処分云々はあくまで"公表すれば"の話らしい。
公表すれば世論は私達を誉め称える、だけど処分は免れない。公表しなければエンデヴァーの功績となる。
「君たちの"英断"と"功績"も誰にも知られることは無い。」
私達四人は頭を下げてよろしくお願いしますと言った。
「"大人のズル"で君たちが受けていたであろう功績はなくなってしまうが…せめて、共に平和を守る人間として…、ありがとう！」
そう言って面構さん達は出ていった。
緑「よ、良かったあ…」
飯「良い人だったな…」
焦「…良い"犬"だろ。」
緑「轟クン！？」
……戻ろう。
飯「＿＿蛍くん。」
立ち上がると私の隣へやって来た飯田。
飯「君は意識が朦朧としていたと思うから…ずっとモヤモヤしていたんだ。」
蛍「……何のこと？」
やっぱり…といった顔だった、そして表情は暗くなる。
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pino(プロフ) - 桜さん» エンデヴァーって絶対親バカだと思うんですよね…笑 (2019年7月3日 20時) (
レス) id: 7816ba7c93 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - エンデバーw親バカw (2019年7月3日 20時) (レス) id: 7bef5e0dd1 (このIDを非表示/違反報告)
pino(プロフ) - 美加代さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！(TT)頑張ります！ (2019年5月6日 8時) (レス) id: 7816ba7c93 (このIDを非表示/違反報告)
美加代 - めっちゃ面白いです！もう毎日更新楽しみに待ってます！これからも応援してます！頑張って下さい！ (2019年5月6日 6時) (レス) id: 3ef79b5796 (このIDを非表示/違反報告)
pino(プロフ) - 南風さん» 漢字難しい…！コメントありがとうございます！更新頑張ります！！ (2019年4月21日 19時) (レス) id: 7816ba7c93 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：pino | 作成日時：2019年3月15日 16時
