93.私の邪魔をするな ページ46
冗談じゃない。
オ「そっか…、悔いはないようにな。」
左半身が…体温が急激に高くなる。
そして爆豪にゆっくりと拳を振り上げるオールマイトへ駆け出した。
蛍「、」foosh
爆「ッ！？」crack！
それと同時に近づいた影。
緑「負けた方がマシだなんて＿＿＿君が言うなよ！」
緑谷…こんな時まで他人の事ばかり。
蛍「どこ見てるんですか、」
オ「！？」
オールマイトは目の前の二人に気をとられ背後の私に気づかなかった。
蛍「灰になれ…！！」foosh
蒼い炎がオールマイトの回りを囲った。
これで何秒かは稼げる。
蛍「緑谷！今のうちに退避を！」
私の声に頷いた緑谷は爆豪を抱えて路地へ。
氷結を出しながら並走して私達は何とかその場から逃げることに成功した。
＿＿
＿＿＿＿＿
爆「てめっ、放せっ」
緑「いいから！！」
氷結をしまい走っている私と緑谷。
この期に及んで抱えられてる彼はまだ協力する気は無いらしい。
緑「僕にはオールマイトに勝つ算段も逃げ切れる算段もとても思いつかないんだ。」
爆「あ！？」
緑谷は私をチラリと見てまた前に視線を戻す。
緑「諦める前に僕を"使う"くらいしてみろよ！負けていいなんて言わないでよ！勝つのを諦めないのが君じゃないか＿＿…！！」
……
蛍「…爆豪、」
爆「…」
前を見て走りながら問いかける。
蛍「最後に必ず勝つのがヒーローだって…あれは嘘だったの。」
走り続けてようやく止まる、路地で三人突っ立っていた。
緑「轟さん！何か策はある！？」
蛍「一応は。まず…」
緑「かっちゃんも聞いて！」
〜緑谷side〜
緑「ね、ねぇかっちゃん…」
みんな身体ボロボロの中、眉間にシワを寄せて俯いているかっちゃん。轟さんはそんな彼を見て前まで近づいた。
蛍「爆豪…いい加減にしてよ。協力してくれないのなら、邪魔にならないよう隅で一生そうしてるといい。」
緑「と、轟さん！？」
蛍「幸い、誰か一人でもゲートを通れば合格だし。」
爆「ンだと！！？」
急に怒らせるようなことを言った、もちろんかっちゃんは怒って轟さんの胸ぐらを掴んだ。
蛍「私の勝利は"合格すること"。オールマイトに勝つことじゃない、貴方のワガママに付き合っていられない。」
爆「あァ！！？」
緑「ちょっとかっちゃんも…！」
間に入ろうとする僕。
蛍「私の…邪魔をしないで。」
そう言った轟さんの目に光は無く、凍てついた眼差しだった。
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pino(プロフ) - 桜さん» エンデヴァーって絶対親バカだと思うんですよね…笑 (2019年7月3日 20時) (
レス) id: 7816ba7c93 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - エンデバーw親バカw (2019年7月3日 20時) (レス) id: 7bef5e0dd1 (このIDを非表示/違反報告)
pino(プロフ) - 美加代さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！(TT)頑張ります！ (2019年5月6日 8時) (レス) id: 7816ba7c93 (このIDを非表示/違反報告)
美加代 - めっちゃ面白いです！もう毎日更新楽しみに待ってます！これからも応援してます！頑張って下さい！ (2019年5月6日 6時) (レス) id: 3ef79b5796 (このIDを非表示/違反報告)
pino(プロフ) - 南風さん» 漢字難しい…！コメントありがとうございます！更新頑張ります！！ (2019年4月21日 19時) (レス) id: 7816ba7c93 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：pino | 作成日時：2019年3月15日 16時
