48.私の勝ち ページ50
常「くっ…」
私は常闇に馬乗りになってくちばしを手でわしづかみ左半身に炎を纏わせながら冷静に口を開いた。
蛍「…貴方自身もボロボロ、そっちの子も弱ってる。もう貴方が出来ることは無い。」
悔しそうにこっちを見ている常闇を見下ろす私。
蛍「終わりだよ常闇。」
常「…っ、…まいった…」
ミ「常闇君、降参！よって轟さん三回戦進出！！」
ワアアアと歓声が大きくなり私は常闇から退く。ふと、観客席の方を見るとちょうどアイツがこっちをみていた。
エ「ふん」
炎を揺らめかせながら満足そうに笑みを浮かべている。
従順に"両方"を使っている私を見てのことだろうな。
もうすぐ私の三回戦目が始まる。次勝てば決勝戦。
蛍「…はやく始まらないかな。」
決勝戦へ行けば兄さんと戦える。
ペットボトルの水を飲んで準備を整える。
＿＿兄さんは私より弱い。私は兄さんより強い。
めしゃっとペットボトルが軽く潰れる音がした。
……だけど一つ気になる事がある。この時点でもう三回戦…兄さん対飯田の戦いは終わっているはずなのにそもそも行われてすらいない。何か問題があったとか？
控え室で会場の中継が流れているテレビ…ちょうど爆豪 対 切島を見ながらその疑問はふつふつと大きくなっていった。
少しして爆豪の勝利で二回戦の試合が全て終了。そこでマイク先生の声が会場に響いた。
《HEY everybody！楽しんでるかァ！？これで二回戦は全て終了だ！今この時点で不審に思ってる奴も居るだろうからここで説明するぜ！》
不審…って私が疑問に思ってる内容と同じなのかな。
《今から三回戦の相手を変えちゃう！！》
………は？何で？
会場が騒いでいるのが直に聞こえてくる。
《静かにしてくれよリスナー！ここは"自由"が売り文句の雄英だぜ！？何しちゃってもいいだろォ！？》
相《そういうわけじゃねぇよ。語弊生まれるだろうが。》
《まあ、これ勝ちゃ次は決勝戦だし？ここでシャッフルしても面白いだろォ！！》
自由が売り文句か…本当に何でも自由なんだな。
《今勝ち上がっているメンバーがァ〜…こいつらだ！！》
バン！という効果音とともに私を入れた四人の顔写真と名前が会場の画面に表示された。
《んじゃまあ…シャッフルstart！！》
ハァァ！？という観客の声は無視されシャッフルが開始された。しばらくしてまた、バン！という音で名前が表示される。
《轟 蛍VS飯田天哉 爆豪勝己VS轟 焦凍》
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なる(プロフ) - 遙 (2019年12月30日 19時) (
レス) id: e8d1874213 (このIDを非表示/違反報告)
pino(プロフ) - アオイさん» 名前はこれでpart2、3と続いてるのでこのままでいきたいと思っています…！コメントありがとうございました！ (2019年5月22日 20時) (レス) id: 7816ba7c93 (このIDを非表示/違反報告)
アオイ(プロフ) - 名前変換できるようにすることってできますか？ (2019年5月22日 16時) (レス) id: fd0d6f525d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：pino | 作成日時：2018年11月24日 22時
