【名探偵コナン】お前ら…私を巻き込むんじゃねェェェ！！！part2

91.わしは永遠の30代じゃ！！ ページ45

千「あのさじーさん、家族の人らは心配してるだけ。＿＿あんたも年老いたんだよ。」


自覚してるのかしてないのか…、してなさそうだけど。


滋「わしは永遠の30代じゃ！！」

千「ハァ！？」


大人しく黙って聞いてると思ってたら急に杖でべしっと殴られた。


千「いい歳してイタイこと言ってんじゃねーよ！」

滋「どこも痛くないわい！！」

千「いでッ！体の事じゃねーよ！」ﾍﾞｼｯ


つか30代って微妙じゃねーか、普通10代らへん出してくるでしょ！？いやもうそこはどうでもいい！！


千「つーかいい加減自覚しろやジジィ！！年々老眼老聴が進行してるだろーが！」

滋「ジッ…、ジジィじゃと！？ いつからそんな事を言う子になったんじゃ！そんな子に育てた覚えはない！」

千「育てられた覚えがない。」

滋「昔はこぉんな小かったお前におむつをはかせてやったのに…」

千「誰と間違えてんだジジィ！！」


言い合いをしているといつの間にか売店にたどり着く。


千「あれ…売店来るのにこんなに疲れたっけ…。」


ジジィとしょーもない事を言い合ったせいで疲れた、…やはり置いてくるべきだったか。


千「米、米…あった。」


少し大きめサイズの米を買いレジにて会計をする。


「えー、合計四点で〜…」


表示された金額を見て財布の中のお金を探る。

……ん？合計"四点"？米しか買ってないけど。

パッと机の上を見ると明らかに私が持ってきたものではない商品が。干し梅、干し梅DX、干し梅プレミアム。いや干し梅ばっかりやんけ何じゃこりゃ。


千「…あのこれ私じゃないんですけど。」


まさかの押し売りか！


「え…でもそちらのお連れ様が…」

滋「早く会計を済ませんか、わしトイレ行きたい。」

千「お前かい！！」


しかも早く済ませろって何！？人の金で買おうとしてる上に何で急かしてんの！？


千「ジジィーッ！！何ちゃっかり人の金で美味しい思いしようとしてんだ！つーか干し梅って何だ干し梅って！？てめーがもう干し梅みたいなもんなのにこれ以上近づいてどうするつもりなんだよ！」

滋「干し梅じゃない！どちらかというとスルメじゃ！」

千「何のチョイス！？何の違いがあるの！？」

滋「孫に"おじいちゃんスルメみたいだね"って言われたことがある。」

千「"スルメみたいだね"！？」


酷くない！？それもう「見た目干からびてるね。」って言われてるようなもんだよ！？


滋「誰がスルメじゃ！！」

千「自分から言ったんでしょ！！？」

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