【名探偵コナン】お前ら…私を巻き込むんじゃねェェェ！！！part2

78.録画のし忘れってめちゃくそ辛いよね ページ31

安「君の言う通り人質に利用したかったからだ。それに彼女はあの場にいない方が素人の多かった連中の混乱を招ける、適任だったという訳だ。」


うわーおガッツリ言いやがったよ皆さ〜ん！逆に清々しい〜！


安「裏切られる事は予想済みだったからね。彼女を渡す気なんてさらさら無かったさ。」

コ「…」


黙るコナン君を前に金髪さんが二階にいた部下らしきおにぎり頭に何か指示をしてこの場を立ち去らせた。そして私の前に歩いてきて話始める。


降「…僕の名前は降谷零。所属は言えませんが一応警察官です。ここである薬の取り引きが行われるとのことで…」

コ「ちょ、安室さん！？何言ってるの！」


うん、同意見！この人大丈夫！？何で話してんの私にどうしろと！？


降「…僕はこの国を守らなければいけない。例えどんなに恨まれても犠牲をはらってでも……」


力強い目で私を見る金髪さん。


降「謝ったって何にもならないことは承知しています。でも言わせてください、………策があったとはいえ貴女を危険にさらました。」


降「……すみませんでした。」


そしてそのまま深々と頭を下げた。



〜コナンside〜


安室さんが頭を下げて謝罪している。この国で新しい薬の売買を防ぐために千紗さんを人質として使った。何か策があったり実際千紗さんが常人よりかは強いことを知っていたからそうしたのかもしれない。丁度ここにいたのも運のつきだな…。さすがにこれは誰だって怒る。


千「あっ！！」


突然声をあげた千紗さん。



千「見たいドラマ録んの忘れてたァ！！」



降「…へ、」

コ「は？」


顔が真っ青になっている。いやどこで真っ青になってんの！？さっきの銃撃戦よりもドラマ録り忘れた方が恐怖なの！？


千「やべェ！べらぼうにやべェ！！もう30分も経っちゃってるじゃん拳銃バンバンやってる場合じゃなかったよ！！」

コ「べらぼうにやべェのはオメーだよ！！どこに焦ってるの！？」

千「終わった…一番気になるシーンが…、」

コ「聞けよ！！」


トホホ…と肩を落としてもときた道を戻ろうとする。


降「えっ…千紗さん…！？」


まあ呼び止めるよね、めちゃめちゃシリアスな空気だったのに。


千「私にはお国様を背負う程の覚悟も信念なんてものも無いからさ。金髪さんの言うことはよくわかんないけど、」


千「まあ五体満足で帰れるし？許してやらんことも無い。」

コ「えっ…！？」

千「あ、でもドラマ見逃したのは許せん。」


そっちかい

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