65.突撃じゃあああああ ページ18
千「……で?何階に住んでんの?」
薫「6階…」
薫ちゃんのマンションまで来た。ちくしょう…!家でゴロゴロする予定だったのに…!
千「んじゃ行くか。」
そう言って中に入りエレベーターに乗ってボタンを押す。
薫「こっちです。」
エレベーターから降りると先導される。
そして一つの扉の前で止まった。そこには"一之瀬"と表札が書かれてある。だがいっこうに扉を開けようとしない。
千「開けないの?」
薫「……」
怖いんだろうか。
薫「…っ、やっぱり…私…」
私は自分より背の低いガキの頭に手を置いた。
千「結果がどうであれ_私も一緒にいる。……不本意だけどな!」
薫「…!」
そう言うと鍵をさしこみ扉を開けた。
〜薫side〜
薫「お、お母さん…ただいま…」
母「薫…一体どこに行っていたの?」
お母さんはベッドから起き上がってこちらを見た。
薫「えっと…友達と、」
母「どうして勝手なことするの…!」
ビクッと肩が揺れる。お母さんが悲しそうに?怒っているように?よくわからない顔で叱られる。こういう時はいつも私は謝って違う場所へいく。だけど……
千『お前のかーちゃんにも問題はあると思うけどさ……まずはお前が変わんなきゃいけないよ。』
___変わらなきゃ。お母さんは苦しんでる、私が__!
薫「あ、あのね…今日これ買ったの…!これ…お母さんに、」
母「うるさいッ!」
部屋にお母さんの声が響いた__
〜千紗side〜
千「…おっそいな!」
玄関で待ってるけど遅いよ!?こうなったら入って一言文句でも言ってやろうか!突撃じゃァ!
千「お邪魔します!」
靴を脱いでスタスタと入る。あ、これ不法侵入?そんな事を考えていると向こうから女性の声でどうして、だの何で、だの聞こえてくる。おいおいトラブルかよ。
奥まで行くと部屋の前で下を向いてうつむいている薫ちゃんが。
薫「…何で…お母さん…」
泣きそうな声だ。すると部屋の中を少し笑いながらまっすぐ見つめてこう言った。
薫「生き残ったのが私じゃなくて…お父さんだったら良かったのにね。」
そしてまたうつむいてしまった。私は薫ちゃんのすぐ後ろに来ると部屋の中の母親らしき人が驚いた。
母「だ、誰…!?」
千「おばさん、こいつの事嫌いなの?要らないの?」
しーん…と静まる室内。
母「、…じゃない_」
ボソッと言うから何て言ってるのかわからない。
母「自分の子要らないわけ無いじゃない!」
66.私の家にガキが一人。何で!私が!ガキの面倒なんか((割愛→←64.私の考えって素晴らしい!
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エイム(プロフ) - どうもはじめまして塩コショウ派の黄身カチカチ派です (2020年5月2日 22時) (レス) id: 749cfc485c (このIDを非表示/違反報告)
pino(プロフ) - マロンさん» ご指摘&コメントありがとうございます!!思いっきり今気づきました…、私のミスで混乱させてしまってすみませんでした…。 (2019年11月29日 22時) (レス) id: 7816ba7c93 (このIDを非表示/違反報告)
マロン - すごく面白いです!ついでですけどpart2の73なんですが、どこでコナンくんに会ったんですか?よく分からなくて。教えてください!応援してます!頑張ってください! (2019年11月29日 20時) (レス) id: 81eb5f8e4a (このIDを非表示/違反報告)
pino(プロフ) - 黒豆春さん» ありがとうございます!……やはり塩コショウ派が多い。 (2019年1月21日 17時) (レス) id: 959de6d87f (このIDを非表示/違反報告)
黒豆春 - 初コメです!pinoさんの小説、面白くていつも読んでます。これからも頑張ってください!!なみに私も半熟塩コショウ派です! (2019年1月21日 15時) (レス) id: 6e47ac83d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:pino | 作成日時:2018年12月27日 19時