【名探偵コナン】お前ら…私を巻き込むんじゃねェェェ！！！part2

61.何故私も加わっている！？ ページ14

いつの間にか仲間に入れられているという怪奇現象が起きている。


元「俺達はもう仲間だと思ってるぜ！」

千「いやゲーム？ド〇クエ気分なの？町中歩いて出会ってちょっと冒険して一緒にすごせばハイ仲間〜って現実でそう簡単に上手くいくと思うなよ？」


少年探偵団？冗談じゃない！つか私は子供じゃないんだよ！！


歩「そんな事言わないで！今日はちゃんと"依頼"が来たんだよー！」

コ「依頼って…その子が？」

灰「ええ。別の組の"一之瀬 薫"ちゃん。」


今私の向かいに座っている気の弱そうな女の子。


薫「一之瀬…薫(いちのせ かおる)です。あの…お姉さんまで迷惑かけちゃってごめんなさい…。」

元「全然迷惑なんかじゃねーぜ！」


何故お前が答える！？それに少年探偵団は君ら３人組とコナン君と無愛想ちゃんでしょ！？


コ「…えーっと…それで何の依頼かな？」


まとまらない空気にコナン君がきりだした。


薫「私の…家のこと…」


終始暗い顔でそう言った。


歩「おうち？薫ちゃんの？」

薫「うん…」


家事情ね……。


薫「わたしねお母さんと二人で暮らしてるの。……でもお母さんは私がきらいで……どうすれば…いい？」


少し涙ぐみながらそう言った少女。どうやら家庭内の環境が少し複雑らしい。


元「喧嘩したのか？？」

薫「え？け、喧嘩っていうか……」

歩「えぇ〜！早く仲直りしなくっちゃ！」

光「早速策を練りましょう！」


おいおい依頼者の話はちゃんと聞け？


コ「おめーら！まだ薫ちゃんが話してるだろーが！」

灰「静かにしなさい。」


おお…さすが高校生組。


薫「っあのね…ずっと前にねお父さんがね、死んじゃったの…。」


一気に静まる店内。つか梓ちゃん帰ってくんの遅くない？


千「…あー暗い雰囲気のとこ悪いんだけどさ。結局お前は母親とどうなりたいの？」

薫「！」


ズバッとそう聞くと少女はとうとう目から涙をボロボロと溢してしまった。


薫「っ…また…笑顔なお母さんが見たい…。お母さんと楽しくお喋りしたい…！」


グスグスと泣き始めた。


千「＿だってさ。じゃ頑張れ少年探偵団諸君。」


席を立とうとすると腕をがしっと掴まれる。


元「よし！俺達に任せろよな！」

千「は？俺達ってまさかそこに私も入ってるんじゃ…」

光「腕がなりますね！」

千「え、無視？」

歩「薫ちゃん！もう大丈夫だよ！」


不意にポンと腕を叩かれた。


コ「…ドンマイ。」

灰「不運ね。」


こいつらァァ！！

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