叶わぬ恋も役に立つ。 (ページ15)

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北『って！！え！2人付き合ってんの？！』

うん。まぁ、そうなりますよねー(笑)

玉『うん！そだよー俺ら付き合い始めたんだけど、俺結構ヤキモチ焼いちゃうタイプだから北山くんA構うの減らしてねー』

北『え！どゆこと！まじか！ついにAに彼氏かー感慨深いというかなんというか、てかおめでとう！！構うの減らせるかわかんねーけど2人祝福するわ！！』

宏光は驚きながらもお父さんみたいに
感傷に浸っているかのようなことを言った。

玉『えー頑張って2人妬かせないようにしてよねー』

裕太の自然な甘えるようなお願いは
私の協力者として凄くいい仕事をしてくれている。
だけどこの期に及んで宏光からの祝福するという
言葉があーやっぱり私に宏光との未来なんて
一生幼馴染みでしかないんだなーと
実感させられた。

A『ん、じゃ、私達かえるねー』

玉『じゃねー』

北『おう！またなー』

宏光とその他クラスメイトの刺さるような
視線を感じつつも裕太と一緒に
教室をあとにした