狂愛じょんぐくさんは変わってく

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「ししょー！！さっきそこで誰に会ったと思いますっ？？レオくんですよっ！！もうすっかり元気になってて、笑顔が眩しくて、師匠の育てた薬草はさすがですねっ一生ついてきますわたし」






「Aおかえり。レオくん治ったかぁ。それはほんとよかった。Aがずっと励ましてたのも大きいと思うよ。」







あれから一年が経とうとしていた。






春夏秋冬、師匠とここで薬草を育てながら仕事をして、時に師匠についていっていろんなところに訪れて、素敵な人たちと沢山出会って、思いっきり幸せな毎日を過ごしてた。






でも誓ってこれだけは本当。
グクのことを考えなかった日は一度もない。






グクは今でもわたしの大事な大事な人。






なにしてるんだろうなあ、って。


ちゃんと毎日笑ってるかな、って。






昔グクが心配すぎてぬけの殻のようだった私を見て、師匠が言った。









「A、人は結局は自分を見つめ直すことでしか変われないんだよ。Aが彼をどうにかしたいって思う気持ちは絶対にプラスに働くはずだけど、今は彼には一人で考える時間も必要だって思おうよ。」







Aにも少し時間が必要でしょ、と、そう続けた。









そろそろかなって思ってる。









私は十分強くなれた。









ひとりでも笑顔になれるし、幸せも作れるし、こんなにも世界は美しく見える。







生きてるだけで幸せだ、って。そう思える毎日を師匠が教えてくれた。









　






師匠、ありがとう。









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待っててね、グク









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