小さなバグスターは最弱者

8花 ページ11

「いきなり拠点移動なんてどうしたのかな黎斗。それに、グラファイトも居なくなったし…」






いきなりの拠点移動に戸惑いを隠せないAは言われた通り廃墟になった建物を発見した。
それは旧幻夢コーポーションがあった場所で黎斗や正宗がいた頃の施設だった






「此処…でいっか？」







場所も決まった為社長室へと戻ればパラドと黎斗の姿はなく。
あたりを見渡すと既に何処かへ出かけた後のようだ、だがAはパラド達が帰ってくると信じてその場で待つことにした








しかし何時間待ってもパラド達が帰ってくることはなく、Aは痺れを切らした為か先ほど行った旧幻夢コーポーションの場所へと足を運ぶ








「まさか、こんな所にいないよね…？」








中へと足を踏み入れると案の定2人はそこに居た。
Aはびっくりし過ぎた為か思わずパラド達2人に対して「なんで」と声を放つ







パラド「よぉ、A！遅かったじゃないか♪」







「なんで、此処が!!」







黎斗「お前の考えそうな所など把握済みだからな」







「そ、そっか！」






何かが違う。そう思った時にはもう遅かったようで、黎斗が手に持っているのはタドルファンタジーのガシャットとバンバンシューティングのガシャット。
何故持っているのかは分からないが感で仮面ライダークロニクルの為のものでは無いのだけは確かだ







「黎斗は何をしようとしているの？」







パラド「今更その二つのガシャットを改造しても意味は無いんじゃないのか？」







黎斗「意味ならある」

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